「音楽がよい」ラ・ラ・ランド sannemusaさんの映画レビュー(感想・評価)
音楽がよい
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ミュージカル好きなのでかかさず観賞。
冒頭の渋滞ハイウェイでのミュージカルシーンがとにかく素晴らしかった!
ジャズクラブでのセブが参加してのセッションシーンも格好よくて、映画館だと言うのに危うく拍手しそうに。笑 ブラボー!
映像もカラフルで長回しが多くてスピード感があってテンポもよくて心地よい。
個人的には天文台での宙に浮いたりするファンタジックなシーンはいただけなかったw
ストーリーは、ショービジネス界で夢を追いかける二人のラブ&サクセスストーリー。
こんなにもお似合いで素敵な二人、恋も仕事も成就してハッピーエンド、といきたいところで、それを完全に期待してる自分がいたのだけど、、結末はそうではなかった。
二人の恋路を応援している観客にとって、ラストの妄想回想シーンの切ないこと切ないこと。
あのラストがあるからこそ、二人の過ごした小粋で素敵な時間と恋心が刹那的でますますきらめく、ということもまた、なんとも切ない。
夢は夢のままが一番美しい、という結論はたしかに題名通り、おとぎ話なのかな。
切ないラストなんだけど、それでも前を向いて別々の道へ向かう二人は爽やかにも見えて。
映画館を出た帰り道、自分も駆け出して踊りたくなるような、そんな軽やかな余韻も残る素敵な映画。
いつの間にか、無意識に映画にハッピーエンドを求めている自分に気づいた。若い頃は全然そうじゃなかった。
現実はそうじゃない、と経験を重ねて知ってるからこそ、おとぎ話を求めているということなのかな…
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