「出来るならIMAXでの鑑賞を。」ラ・ラ・ランド No-Bodyさんの映画レビュー(感想・評価)
出来るならIMAXでの鑑賞を。
アカデミー賞効果とファーストデイの恩恵か、IMAXの平日日中にも関わらず席の2/3が埋まっていたのには正直驚いた。
作品の内容は割と王道のラヴストーリーで共に芽の出ないジャズピアニストと女優の卵の二人が主人公。途中中弛み的な感覚もあったが、ライアン・ゴズリングのとても3か月でマスターしたとは思えないピアノテクニックとエマ・ストーンの伸びやかな歌声は十分な迫力があった。
特筆すべきは掴みとも言えるオープニングの高速渋滞でのミュージカルらしいシーン。鮮やかな色彩と華麗なダンスで見応えがあった。
あとは音楽。アカデミー賞を獲った「シティ・オブ・スター」を始めとして上質なナンバーと適材適所と言った感じの使い方はディミアン・チャゼル監督の前作「セッション」同様お見事だった。
ストーリー展開とか色々と突っ込み所はあったが、それを補ってあまりある映像美と音楽のお陰で幅広い層に楽しめる作品だと思うので、これから鑑賞するならIMAX等の音響設備が整った環境で観る事をお勧めしたい。
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