「アナザーウェイ」ラ・ラ・ランド neonrgさんの映画レビュー(感想・評価)
アナザーウェイ
さっそうと長回しでの高速道路での歌と踊りから始まる。
中国語で交渉する彼氏の兄弟との食事会で迷いを断ち切り、別れを告げるエマ・ストーン。
大きな目とコミカルな表情は日本で言うと江利チエミを思わせます。
哀愁ただよう冴えないR・ゴズリング。
劇中に出てくる『カサブランカ』、『理由なき反抗』などのクラシック映画。
「夢追い人に乾杯を~」といったセリフ。
打ち込みではない滅びつつあるフリージャズを救いたいR・ゴズリング。
これらが、1950年代のアイゼンハワー時代のような中産階級の復活を目標にかかげるリーダーが登場した現代のアメリカと重なります。
普通なら蛇足になりそうなエンディングでは、涙が止まりませんでした。
95点。
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