「そりゃあ、やっかみたくもなる。」ラ・ラ・ランド バッハ。さんの映画レビュー(感想・評価)
そりゃあ、やっかみたくもなる。
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冒頭のミュージカルシーンの「コレどうなってんの!?」的な興奮に魅力が凝縮されている。この贅沢な大サービスだけで30年先も語り継がれているだろう。
「いいものを観た」という満足感は確実に残るのだが、どことなく違和感を覚える人は自分を含めて結構数いるのではないか。この甘くてほろ苦い物語は、結局は才能あふれる美男美女のサクセスストーリーだからだ。
夢を追う葛藤を描いてはいても、それを克服するまでの地べたをはいずるような苦難は伝わってこない。一例を挙げると、一人芝居を打ったけど客が来ないなんてのはまだ超初級の挫折でしょうよ。そういう映画ではない、と言えばそれまでだが、2人がいくら切ない後悔を抱えたところで、いい人生だなオイとやっかみ心も頭をもたげてくる。
いい映画だし、共感もするが、人生がもっと苦いことを多くの大人は知っている。それを織り込み済みで、夢のような時間を楽しませてもらった。
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ハンクスさんさんのコメント
2019年11月16日
何度もオーディションに失敗してるので一人芝居の失敗が初歩の初歩と言うのはおかしいのでは?彼女の気持ちの限界がいろんな失敗から積み重なりそこで爆発してると思います。軽い映画ではないかと
maitoさんのコメント
2017年8月22日
成功を描くストーリーというより成功したことによって離れてしまった二人の切なさがラストのよさだと思いました
成功はしたけどその途中のすれ違いとか夢を選んでも愛を囁き合う感じはいいなぁって思いました
Haloさんのコメント
2017年2月28日
苦難は描かれてたと思いますよ。
あと、地べた這いずるとかはこの映画に誰も求めてないし、要りません笑
そういう点でつっこみたくなるなら、あまりこの映画に向いてないと思います。