「疑惑と恐怖の果てに待つ、衝撃的な真実とは。」リグレッション 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
疑惑と恐怖の果てに待つ、衝撃的な真実とは。
【賛否両論チェック】
賛:終始おどろおどろしい世界観の中で、人間が持つ集団心理の怖さを身につまされる。真相もかなり衝撃的。
否:雰囲気はかなり不気味で、急に驚かせるようなシーンもある。その割にラストはあっさりし過ぎている感も否めない。
なんとなくマーク・ストロング主演の「記憶探偵と鍵のかかった少女」の雰囲気を思い出しました。加害者に事件の記憶が全くないという不可解な虐待事件が、やがて全米をも動かす悪魔崇拝事件と絡み合っていく様は、まるでホラー映画を観ているようで、非常に不気味です。
そして最後に明らかになる真実も、また衝撃的です。ラストはやや呆気ない印象も受けますが、人間が持つ集団行動の恐ろしさを痛感させられます。あまり言うとネタバレになってしまうので、詳しくはご覧になってみて下さい。
怖い映画が苦手な人には向きませんが、サスペンスやミステリー好きにはオススメの作品です。
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