「「ウエストワールド」を「ブレードランナー」風に味付け」デッド・シティ2055 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
「ウエストワールド」を「ブレードランナー」風に味付け
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映画通には「ウエストワールド(1973)」を「ブレードランナー(1982)」で味付けしたような既視感満載のディストピア映画と言ったら分かり易いでしょう。
あまりに酷い日課を植え付けられたレプリカント、やがて反乱を起こすぞと思いきや一旦お預けで愛の復活、逃亡劇に、ただ、亡き妻に似せて作った折角のレプリカントを悪党どもに渡してしまった夫というのも解せません。ハグレ刑事テデスキー(トーマス・ジェーン)が醸し出すノワール調の雰囲気は分かるのですが、かっては正義のヒーロー役で鳴らしたブルース・ウィリスが添え物的な悪徳企業家、せめてもの大物アピールのような思わせぶりのラストのお目眼パッチリカットは痛々しい。
ライオンズゲート配給なのでB級と覚悟はしていましたがエッセンスは過去の名作譲りなのでそれなりに愉しめました。
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