アキの奏でのレビュー・感想・評価
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キービジュアルで損をしている
最大の失敗はポスターとかのキービジュアル。本編はそこまで暗い話ではないし、なぜキャラの配置をあんな風にしてしまったのか。作画的には和太鼓の演奏シーンが見どころ。
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作りは丁寧だが見せたいものがわからない
タイトル通り。
夢を追って故郷を飛び出した少女が、現実に押し潰されそうになってる時に、故郷で自分の原点に触れて思いを新たにする。
それを丁寧に描いてるのはいいんだけど、その次がないからいまいちノれない。
町の魅力を描くでもなく、太鼓の素晴らしさを押し出すわけでもない。
各シーンの演出意図はわかるんだけど、キャラ多すぎで主人公以外の掘り下げもない。
特に問題と思えるのが、沈んでる都会生活から田舎に戻っていいことありました、と、感情が登り一方通行で単調に感じるところ。
変に回想シーンのモノローグで構成しないで、時間通りに感情の起伏を乗せて描いた方が良かった気がする。
若手アニメーターは自分の境遇と重ね合わせてるのかなぁ。
そういう共感がない身としてはつらい。
キャラは可愛いしよく動くしCGもちゃんとしてはいるけど、そこまで。
劇場作品としてみたら星1.5。
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