「かなりコメディ」キャノンレース MASERATIさんの映画レビュー(感想・評価)
かなりコメディ
突っ込み所満載。笑いのポイントも用意されており、暇つぶしには持って来いの作品。しかし何だろう...消化不良感が残るのは。
まったりしすぎなのもそうかもしれないが、「キャノンレース」なのにレース感が薄いからかもしれない。本当にもったいない!
結局はレースよりもダメ親父とバカ娘の家族愛をテーマにしているためにこういう描き方なんだろう。多くの車が火花を散らして大陸横断レースをする描写を期待しすぎてしまったが、恐らく車好きはそれを考えるだろうし、恐らく「これが観たかったんじゃない」とどこかで思うはずだ。何だろう、需要と供給が合わなかった...とでも表現しておくか。
本作のレースシーン全てを合わせても「ニード・フォー・スピード」の「デレオン」の半分くらいの迫力しかないが、やはり登場車種にはどうも注目してしまう。主人公のマスタングや序盤で地味にクラッシュしたフォード シエラ コスワースなどのアメ車勢や、
トヨタ GT86やトヨタ スープラなどの日本車勢もしっかり登場しているのはうれしく思った。その分、レースが盛り上がらなかったのが残念でならない。
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