「惜しい人」奇蹟がくれた数式 こまめぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
惜しい人
最終的に友情を深められたとはいえ、もしラマヌジャンが病を得なかったら果たして教授らそこまで証明に力を入れただろうか?
チラとそんなことを考えてしまった。
この当時に何もかも振り切ってインドからイギリスへ渡るなど、どれほどの覚悟と勇気だったか。
ただでさえインドはイギリスの植民地だった。
イギリスでどんなに差別を受けたかは想像にかたくない。
そこに、もっと早くに気づいてあげられていたなら。
ラマヌジャンはもっと、素晴らしい功績をほかにも残せたのでは?
惜しい才能が消えたことを思うと口惜しい。
名前が後世に残ったからいいだろう、とは思えなかった。
残らないよりはもちろん良いが。
さて実在の人物を描いたものなので、そうだったのかと勉強にはなるものの、面白いか?と聞かれたら…そういうタイプのものでは無いような。
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