「才能を遺せた運命」奇蹟がくれた数式 okaoka0820さんの映画レビュー(感想・評価)
才能を遺せた運命
非常に興味をそそる題材。作中でも言ってるが、数式って芸術のようでもある、さらに信仰とも通じるのかもしれない。全然ちがうもののようで、思考の方法は近いのかもしれないし、目に見えない真実を求めようとするその思考力は共通して有用と思わせられる。
まさに奇跡的なのは、短命でありながら才能を遺せた運命にある。インドの貧しい暮らしの中、生涯を終えていたかもしれないのに、異国の地への出会いを授かっている。帰郷してからわずか1年の命だったことを考えると、信仰心もないが、神が与えた運命、と思えなくもないエピソードである。
映画としてはシンプルだが、そのぶん題材の良さは伝わる出来かと。キャスティングも良い。
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