「画面はロワーイーストの古い街並み。銀座裏通りのような低層ビルの商店が軒を連ね、歩道には沢山の人が行きつ戻りつしている。決して煌びやかでは無いが、どこか暖かみが感じられる日常的な都市風景。」靴職人と魔法のミシン kthykさんの映画レビュー(感想・評価)
画面はロワーイーストの古い街並み。銀座裏通りのような低層ビルの商店が軒を連ね、歩道には沢山の人が行きつ戻りつしている。決して煌びやかでは無いが、どこか暖かみが感じられる日常的な都市風景。
題名通り、全く分かり易い、裏も表も無いファンタジー。
とは言え、決して子供向けではなく、
デモも殺人もあるニューヨーク下町の物語。
昼下がりの雨の有楽町を散歩していると、
シネマ・シャンテではジャスト・オンタイム、
思わず傘を畳んで飛び込んだ。
真っ暗な客席、ひと息つくと本編が始まる。
画面はロワーイーストの古い街並み。
銀座裏通りのような低層ビルの商店が軒を連ね、
歩道には沢山の人が行きつ戻りつしている。
そう、決して煌びやかでは無いが、
どこか暖かみが感じられる日常的な都市風景。
加えて、ショコラ風のアコースティックなギター音楽がまったりとして気持ち良い。
なる程、この映画がロングランになったのはよく判る。
我々の知る街はどこもコンビニスタイルかシャッター通り、
しかし、ここニューヨークの下町は、
いまもなお、人も風景も音楽もどこか洒落ていて居心地が良い。
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