劇場公開日 2015年6月5日

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「画面はロワーイーストの古い街並み。銀座裏通りのような低層ビルの商店が軒を連ね、歩道には沢山の人が行きつ戻りつしている。決して煌びやかでは無いが、どこか暖かみが感じられる日常的な都市風景。」靴職人と魔法のミシン kthykさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0画面はロワーイーストの古い街並み。銀座裏通りのような低層ビルの商店が軒を連ね、歩道には沢山の人が行きつ戻りつしている。決して煌びやかでは無いが、どこか暖かみが感じられる日常的な都市風景。

2015年9月7日
Androidアプリから投稿

題名通り、全く分かり易い、裏も表も無いファンタジー。

とは言え、決して子供向けではなく、

デモも殺人もあるニューヨーク下町の物語。

昼下がりの雨の有楽町を散歩していると、

シネマ・シャンテではジャスト・オンタイム、

思わず傘を畳んで飛び込んだ。

真っ暗な客席、ひと息つくと本編が始まる。

画面はロワーイーストの古い街並み。

銀座裏通りのような低層ビルの商店が軒を連ね、

歩道には沢山の人が行きつ戻りつしている。

そう、決して煌びやかでは無いが、

どこか暖かみが感じられる日常的な都市風景。

加えて、ショコラ風のアコースティックなギター音楽がまったりとして気持ち良い。

なる程、この映画がロングランになったのはよく判る。

我々の知る街はどこもコンビニスタイルかシャッター通り、

しかし、ここニューヨークの下町は、

いまもなお、人も風景も音楽もどこか洒落ていて居心地が良い。

kthyk