江南ブルースのレビュー・感想・評価
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ちょっと長い、人の名前も覚えられない
70年代、カンナムもアックジョンもまだまだ畑しかないど田舎という設定、当時の様子を知るのは面白い。ハンガン以南はソウルではなかったのね。
政治家が音頭をとり利益利権をすいあげヤクザを使い倒す、何処も同じ。
田舎だからそこら中に手斧とか武器になるものもあり、土葬の場の乱闘はスコップが武器。壮絶な乱闘シーン。
キャバレー、ダンスホール、接待にはブルーライトヨコハマを歌う。
手段選ばす政敵を騙し落とす。
孤児でホームレスの兄弟。政争絡みのチンピラ仕事に雇われ別々のヤクザ組織で人生を切り開こうとし、夢に近づきながらも命をすり減らす、実の兄弟より義理の親子。
甘いところは何もなく、想定通りにいかにもなあらんかぎりの政治家権力者金持ちの悪事、使い捨てのヤクザものの謀略と暴力。兄弟に降り注ぐ陰謀、悲運不運の連続。
役者がよいので面白くみられたが、長くて人の名前とやや顔もわかりづらく、どちらサイドかわからなくなるのが難点か。
3.3普通に面白かった
普通に面白かった
イケメン兄弟が、癖になる無骨さでいい感じだった。ストーリーは利権争いの部分がやや難解に感じたが、そこまで理解しなくてもいい内容。
暴力もそこまでグロくないので気軽に見れるハードボイルド。最後の終わり方もGoodですね。平凡普通に生きるってことがいかに幸せかがわかった気がした。
高度経済発展をする前の韓国。
韓国ドラマでも似たような作品を観たことがある。経済が発展する前、これから土地が高騰するのを見込んで政治家が資金を得るためヤクザを雇い土地を奪い合う。結局。将棋の捨て駒の様に扱われ最後は…。悲しい。
イ.ミンホは背が高くアクションもいい。ドラマは良くみた。シティーハンターは格好よかった。キム.レウォンもドラマで見てた。
でも。何かすっきりしなかった。今ひとつでした。格好いいふたりが出ているのに。残念です。最後は重い苦しい気持ちになりました。
長い割には新鮮味も無く、、土地と権力とヤクザ映画
施設の頃から兄弟の様に貧しいながら生活してきた2人の成り上がりストーリー。
絡む人間は名前覚えれなかった。
ヤクザと政治家、土地転がし富豪が成り上がりストーリーに絡むものだから、日本人にも親しみやすく分かりやすい。
しかし、展開に新鮮味は無い。
また、兄弟や家族(ヤクザとしてのファミリー含む)の物語も薄い為、ゴッドファーザーの様な物語を期待すると肩透かし。
親分カン・ギルスの娘カン・ソネを活かせなかったのだろうか?
作品ならではのクセもある訳では無く、う〜んパッとしない💦
まぁ、好きな韓国人俳優が出演していれば&ヤクザ映画好きならば観てください的かな。私に言えるのは。
韓国ノワール好きなので
韓国ノワール好きにはたまらない。王道のストーリー、豪華な主演に名脇役、手斧での殺し合い、韓国らしい隠さない性描写、大満足です。イミンホの演技が良く、やはり顔だけでないと再評価しました。悪徳政治家、土地取引、ヤクザ、格差社会、、、手を変え品を変え、韓国映画に次々出てきますが、やはりノワール好きが求めているものはこれなのです。オススメ!
まさにベッタベッタな韓国ノワール 住まいは掘っ立て小屋から~寒さは...
まさにベッタベッタな韓国ノワール
住まいは掘っ立て小屋から~寒さは電球を抱いてしのぎゴミを集め…とドン底の生活。しかし暖かさがそこにはある。その家がブルドーザーで壊され住む場所がなくなり・・そこから、のし上がっていく兄弟(施設育ちで本当の兄弟ではない)
お互い別々の道で暴力団となり、それまでの複雑な事情も絡み合う。
お決まりの乱闘シーンや殺人シーンもあり。泥んこ乱闘は見応えあり。
別のシーンでは、斧?えっ斧!?とびっくりしたり、まさかのブルーライト・ヨコハマもあります(笑)
エロもあり、こういう作品は劇場で観賞すると結構ボカシが入ったりするけどDVDだとボカシがなくなるから好きですw
(別にボカシの中身を期待してるわけではありません)
ということで、かなりパンパンやってる場面をキッチリ見せてくれます。
兄弟の関係に最後は少し泣いちゃいました。
但し登場人物が多過ぎて誰が誰だか分からなくなってくるんです…
げに憎たらしきは、「ボカシ」かな…
期待をしていたのだが、蓋を開ければ「何度も観た」感たっぷりの一本。
登場人物が多く、また思惑も複雑に絡むため難解。
加えて交通整理が雑なのがそれに輪をかけるのは最初に挙げておく。
それでも過去の韓国作品で何度も観たような物語に。
一緒の回で観ていたおばちゃんが驚いていた「手斧なんて持ち出すなんて」というこれまた何度も観たアクション。
そしてこれまた何十回となくみた変わり映えのしないラスト。
ここ15年で流れてきた「韓流ノワール」をマンマ繰り返してみせるのは、ある意味見事だなと口を半開きにして思ってしまった。
なによりも興ざめさせられたのが「ボカシ」の酷さ。
欲と色にまみれた「成り上がり」の物語なのに。
肝心の「色」の部分が出るたびに、登場人物の顔しか見えないような巨大なボカシがかかるのは、本当に興ざめでしかなかった。
別にポルノ要素を自分が期待しているわけではないし。
主に観に来ているであろう客層も、いまさら破廉恥だのどうだの騒ぐ層でもないだろうし。
ただただ作品の腰をぶち折り、映画中にしらふに戻させるような要らぬ配慮は。
果たして誰が得をして、はたまた誰のためなんだろうか?
そんなものはレーティングで処理すればいいだけの話しだし。
そもそも眉をひそめる客は観に行かなければいいだけだと思うのだが…
映画本編を離れ、そんな日本の映倫の要らない気配りである「ボカシ」について考えてしまった作品。
まぁテレビだと極端だけれど。
今の日本では女性には乳首が付いていないらしいからなぁ。
因果応報というか…
貧困層の兄弟二人が住む家を奪われヤクザの世界に入り込んだ先は…。
韓国映画らしい話まわしで最初は登場人物多い上に顔が似ている人が多くて何が何やら。
筋書きは面白いけど目新しさはないかな。ラストも韓国映画らしく潔くバッサリ。
墓地での乱闘シーンはなかなか見応えあり。
主役2人を観る
この映画に関しては、超!超!個人的な事しか書けない。この映画はキム・レウォンと、映画初出演のイ・ミンホの成長をメインに観る映画だ。先輩格のキム・レウォンの演技の上手さは言うまでもない。自分の保身の為に弟分も裏切れる狡猾さ、良いです。
イ・ミンホ、彼の成長ぶりも中々です。体当たりで良く頑張った!ラストのトンネルの中でのシーン、最高!
青春のリクエスト
月曜日なのにほぼ満席で驚いた。年問わない男女客でいっぱい。
スクリーンには痛いほどかっこいいチンピラジョンデがいる。絶えなく家族思い、絶えなく明日の光を探し、自分さえもう少し頑張れば家族同然の人が幸せに暮らせると、絶えなく前に走り続くジョンデ。自分がいずれ捨てられると覚悟していても、希望は捨てられなかったジョンデ。悔しかった。終始、暖かい「家」が欲しいからだ。
青春は何が欲しいのか、改めて考えさせた。結局家族だろう?
イ・ミンホという俳優は「花男」の修飾語が常に名前の前に置かれると思ったが、野生のような一面も見られた。その野生の中には、悲しい世界、無気力な世界、冷たいすぎる世界、すでに混在してる。目演技は素晴らしかった。
映画館から出ると足の重さが感じられるかもしれないが、より今の幸せを大切しようと、前に元気よく進めるかも!是非、この機会を逃さずに、映画館へ^ ^
現代社会へのメッセージ
金・地位・欲・家族・・・あなたにとって幸せってなにか?70年代の韓国政治の暗さ、社会の格差、人間の欲・・・を迫真に表現され、血、泥、涙で作り上げた現代を生きている人々に自分の幸せはなにかをもう一度考えさせられる深い映画です。現代の若者におすすめ!
特にどん底社会から必死に脱出しようとしている主人公ジョンデの切なさと必死さをうまく表現した俳優イ・ミンホ、彼の眼つきにご注目ください。
家族愛に飢えてる目が哀しい
1970年代の韓国江南地区の開発とその利権に絡む抗争を描いてる裏側で、家族愛に飢えている孤児の悲哀を描いている。イ・ミンホのイケメンながら常にどこかに悲しみの宿った目とチョン・ジニョンの渋い演技が良かった。他の道はなかったのかと問いかけながら見てしまった。露骨なファックシーンはあそこまでいらないかも。なので、マイナス1点。最後のトンネルの光が眩しくて、ジョンデ(イ・ミンホ)の目から落ちた涙にやられた。
素晴らしい本格社会派ノワール!
韓流スターのイ・ミンホ初主演映画(共演:キム・レウォン)。日本公開は今秋ですが、韓国での上映を観覧。話題となっている、イ・ミンホの演技変身とキム・レウォンとの競演、選りすぐりの助演陣との呼吸も絶妙でした。
ノワールにありがちな無意味な暴力性を超絶した、リアリティあふれるアクションと、演出・音楽も一級の名作。ユ・ハ監督のコリ(通り)三部作・完結編としてだけでなく、韓国ノワールの新たな歴史が拓かれた感があります。
時代と社会のなかで足掻き続ける、清新な魂。その魂魄の叫びとともに、悲劇の主人公像の鮮烈さと衝撃は、今も胸底深く陰影を残してやみません。評判どおり、(キム・レウォンはもとより)イ・ミンホの演技力を見直す想いでした。
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