「悲しくなる」ふたつの名前を持つ少年 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
悲しくなる
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うちには男の子の幼児がいるので、彼が成長してこんなつらい目にあったらどうしようと気が気でなく、悲しくて居たたまれない気持ちになった。
ただ、少年があまりに出来すぎないい子で、そうでなければ生き残れなかったのかもしれないが、いい子過ぎて現実感がなかった。もうちょっと彼なりの不出来なところや個性を感じたかった。
アクションシーンがやたらとスリリングで、演出がうまい。
このようなテーマの映画を何度見ても、どうしてユダヤ人が差別されているのかさっぱり理解できない。なんであんなに忌み嫌われているのだろう? クラスのいじめみたいなものなのだろうか。日本でも朝鮮人差別や部落差別があるとは聞いているのだが、身近な問題としては全然ない。キリスト教徒とユダヤ教徒は生活習慣が全然違うのだろうか。仏壇と神棚が同時に家にあり、かつそれほど気にせず普段生活している人間としてはそんなに宗教が熱いことにもあんまりピンと来ない。
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