劇場公開日 2015年8月15日

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「必死に生き延びようとする少年に引き込まれる。」ふたつの名前を持つ少年 peanutsさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0必死に生き延びようとする少年に引き込まれる。

2015年8月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

ドイツ人に迫害を受けるユダヤ人少年の逃避行。
実話がベースらしい。それだからこそのこの微妙なバランスか。
追われるほうも追うほうも実に静か。派手な追いかけっこもなし。生きるために食事をとる、人とつながりを持つ、全てが妙な淡々とした日常の中で過ぎていく。それだけすべてのシーンが重く感じられる。
ユダヤ人というだけで生きることが許されなかった時代があるなんて。改めてその苦痛を知らされる作品でした。

peanuts