劇場公開日 2015年11月28日

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「痛快!頭脳と拳で悪を懲らす、戦う司法書士!!」劇場版 びったれ!!! 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0痛快!頭脳と拳で悪を懲らす、戦う司法書士!!

2015年12月6日
PCから投稿

怖い

興奮

知的

【賛否両論チェック】
賛:傍若無人の悪党に対し、“法律”と“腕っ節”という正反対の力を武器に、真っ向から立ち向かっていく主人公の姿が、非常に痛快。少し変わった親子の絆にも、心温まる。
否:ドラマ版の知識は、あった方がイイ。暴力描写や、啖呵を切るシーンが結構あるので、ヤクザ映画なんかが苦手な人には向かない。

 ドラマ版の予備知識は、あった方がよさそうです。知らなくてもストーリー自体は問題ないとは思いますが、ドラマ版の登場人物達が次々と登場するので、やはり知っていた方が楽しめるかと思います。
 金や暴力に物を言わせて、傍若無人の限りを尽くす悪党達に対し、ある時は切れ者の司法書士として“法律”を武器に真っ向から立ち向かい、それでも相手が応じないと見るや、元最強の極道として“腕っ節”を武器に悪を懲らしめていく主人公が、とってもカッコイイです。勧善懲悪なストーリーが、純粋に痛快でスカッとすること間違いなしです。
 また今回は、母の死の真相を知り、心を閉ざしてしまった娘との絆の修復も、大切なテーマになっています。かりん役の岩崎未来ちゃんの好演にも要注目です(笑)。
 ただ、どうしてもヤクザ映画のようなシーンは多くなってしまうので、苦手な人には向きません。主人公の破天荒な活躍にストレス発散したい、そんな方にオススメです。

映画コーディネーター・門倉カド