「らしくない」ラスト・フェイス 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
らしくない
物語の中心にあるのは男と女であり、その二人が別々の道を歩むしかない現実をドラマティックに。
下手な恋愛映画にはならないように、関心があったのだろうけれど、アフリカの酷い内戦を含んだ社会派路線を狙いつつ、シャーリーズ・セロンを撮りたかったイチャイチャ感は拭えない。
アフリカの実情を巧く捉えているようには思えない、過剰に見せるグロ描写と医師たちの苦悩なども疎かに、何となくテレンス・マリック的な映像美をチラホラと、何を伝えたいのか?鈍ったショーン・ペン。
酷評される程に悪いとは思えないし、日本での劇場未公開な扱い、誰もがS・ペンに求めていなかった作風を受け入れられなかった顛末!?
デ・ニーロのカポネになれず、アクション俳優転向はイマイチ、人気も無い?アニメの声優、メル・ギブソン共演の新作も不安だし、俺の大好きなショーン・ペンは何処へ。
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