「富と美と若さ」SAINT LAURENT サンローラン tedさんの映画レビュー(感想・評価)
富と美と若さ
両脇に美女を抱えた若き貴公子が、富と美と若さに飽きて、破滅的な享楽に墜ちていくさまを描いた映画です。が、私はビジネスとしても成功したサンローランしか知りませんでしたが、この映画はサンローラン本人が老醜を気にするまで成功し神格化されたYSLブランドの実態、つまり光と影を暴いてくれました。話が断片的に前後する辺りちょっと『FOUJITA』に似て、スノッブな感じがするかも知れません。でも藤田嗣治も4回結婚してましたし、サンローランも最愛の恋人(♂)に『魂と肉体は別々』とか言って乱交してた辺り一般ピーポーを軽く引き離してますからスノッブなのはむしろ当然ですよ。何よりも映像は美しいですね。長時間楽しかったです。
コメントする