「良き母」真夜中のゆりかご ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
良き母
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世界的に男女平等率が高く、高福祉国家であるデンマークの作品ですが、子育てってそう一筋縄ではいかないのだと実感しました。男女平等率が高い国だろうが、「良き母」という社会通念そのものが、女性を苦しめるのは全世界に共通なのではないでしょうか。
作品に出てくるふたりの母親は、そんな社会通念に苦しめられている様に感じました。逆にふたりの父親は、彼女達の苦しみの本質を汲みとれません。いまだに、女性が生きにくい男性中心社会への批判に感じましたが、男性はどう感じたのでしょうか。スサンネ・ビアは、やはり鋭い監督だと思います。
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