「わかるんだけど」真夜中のゆりかご jollyjokerさんの映画レビュー(感想・評価)
わかるんだけど
スザンネ・ビア作品にはテーマにとても共感する。本作は母性と父性の違いと子育てに対するスタンスを取り上げているので期待していた。
子供を産んだ女性だからといって、恵まれた環境だからといって、子供に100%向き合えるわけでもなく、個人や社会の責任をも問うているが、型にはまった対比がありきたりだった。
また、ビアの「あれもこれも言いたい」という表現が、やや散漫な印象にってしまっているように感じる。
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2016年8月16日
こんにちは。私、この作品で少し解らない所があるのです。私の勘違いかも知れないけど、乳幼児に適さないサイズのブランド服をたくさんくれるけど赤ちゃんの顔も見に来ず、娘の自殺にもあまり動じていなかったアナの母親とアナの母娘関係が気になりました。アナ自身が母親の愛をあまり感じられずに母親になり辛かったのかな…と。一方のサネは、あんな生活をしているけど愛されて育った人というスザンネ・ビア監督得意の対比かな?とよく解らない未消化のまま(笑)長々とごめんなさい!