「※完結作ならこの評価、続いたなら★3」さらば あぶない刑事 mokusin takataniさんの映画レビュー(感想・評価)
※完結作ならこの評価、続いたなら★3
80年代を代表する刑事ドラマの劇場版完結作・・・じゃなくなりそう。
劇場版あぶ刑事は第1作目をのぞき、悪ふざけレベルのコメディが強めで内容自体は粗が目立つシリーズだ。単なる映画として見れば完成度低めだが『ま、あぶ刑事だし舘ひろしと柴田恭兵が見れれば良い』という免罪符を、制作陣は2作目で確立したのか以降は
・バイクに乗ってなにかしらぶっ放すタカ
・RUNNING SHOTを流しながら全力疾走するユージ
・意味が分からない存在となったカオル
・荒唐無稽な武闘派組織
などのお約束があればどんだけ粗くてもノルマ達成!な制作スタイルを5回繰り返した。
そして7作目となったあぶ刑事がどう終わるのか?それが気になって観に行ったが、意外な事にかなり面白かった。
シリアスで歴代屈指に良くできた内容、原点回帰か80年代の映像演出と上の定番パターン、最後はあぶ刑事らしさ全開、タカ&ユージもこれで最後な感慨深さも相まって有終の美を飾ったと思った・・・続編がなければ。
面白いと評したが、それは“粗が多いシリーズの締めとしては”な意味で本作が単なる7作目だったらレンタルで済ましてたと思う、しかも終わりからして最終作を想定した結末なのにどうして続けるんだか。
以上、ファンならいつも通りといった出来だが知らない人にはオススメしがたい。
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