カイト KITEのレビュー・感想・評価

サワのアクションが全く綺麗じゃなく、逆にリアルな感じで良かったです（笑）

最後の真犯人のアカイには驚きましたが、原作を知らない分だけこの映画自身を楽しめたと思います。

オリジナルとはだいぶ改編されてた。
待望されていた実写化だったのにB級バイオレンスで終わってしまったのは残念。

今となっては手垢の付いた復讐劇なのでこの時代には難しいかな。

ストーリーはさておき、まず第一にアクションシーンがとほほ過ぎました。
『キック・アス』『チョコレートファイター』『エンジェル・ウォーズ(サッカー・バンチ)
などに比べると、1/1000くらいの出来でした、たいへん残念。

日本のアニメのハリウッド リメイク版ってことでしたがアニメの方は全く知らずに観た。
主人公の女性が幼い顔でためらいもなくワルを殺すシーンは見応えあった。加えて 事あるごとに結構な頻度でボコられるのもヨカッたな。
ただねぇ～、人身売買の元締めの大悪党のボス＆取巻きを殺すシーンは頂けなかったな。絶体絶命のシーンからの大逆転のキッカケが ただの頭突きかよ！って思った。
ラストはもうミエミエでちょい手前からの伏線がわざとらし過ぎて自白してるがごとくの展開でした。まぁ、有名俳優がほぼ一人だけなんで、真犯人は超バレバレです。

レオンやニキータのような作品を期待してたけど、其々のバックボーンを省略しすぎで感情移入できなかった。バイオレンスはタランティーノが好きそうな感じでしたけどね。

まるで盛り上がらないアクションと、意外性の無いエンディングでした。
深夜映画で十分でした。

殺人マシーンと言うほど強くなくてギリギリ勝ってる主人公、嫌いじゃない。ストーリーは単純で、思った通りの展開しかなく、イマイチ盛り上がりに欠けてアクション映画なのに眠くなる。

ちなみにエロいシーンや映像は全然ない。