劇場公開日 2015年11月28日

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「久々にこれは上手い邦題。」ハッピーエンドの選び方 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5久々にこれは上手い邦題。

2016年3月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

知的

難しい

なんともはや、今の時代の日本では教材として全員が観て考えてほしいと思うような一本。

イスラエル発の羊の皮を被った狼。
シニカルな笑いで包んだ、人間という存在が最期に負うべき責任の物語。
甘い甘い衣で包んだ、人がいつかは必ず口にしなければならない毒薬。
「おくりびと」でメーメー泣いていた、その実故人よりも自分かわいしナルシストが多いこの日本に、今こそ必要な劇薬。

うまく言葉にできないが、映画としては本当に笑いも涙もある良作。
ただテーマが本当に真摯で真剣。

あなたは自分が終わりに近づいた時。
果たして人任せにするのか、自分で納得の行く道を選ぶのか。

「『生きる』のか『生かされる』のか」を強く考えさせられる作品。

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レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ