劇場公開日 2015年11月28日

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「脚本も演技も素晴らしい」ハッピーエンドの選び方 Norikoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5脚本も演技も素晴らしい

2016年1月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

難しい

高齢の発明家が、友人にすがられて作った安楽死の機械。それをめぐる人間ドラマ。

重いテーマとブラックなユーモア、温かな人間ドラマのバランスが素晴らしい。笑ったり泣いたりしながら、重いテーマについて自然と考えさせられる。

役者の演技も抜群で、ストーリーに説得力を与えている。実際に見ているから分かるのだが、病気の進行過程や家族との関係が非常にリアルだ。

監督は看取られて安らかに亡くなった家族を、医療関係者が蘇生させようとするのに疑問を感じ、この映画を撮ったという。

自分なら余命が縮んでも、痛みや苦しみを軽くしたい。でも家族が同じことを望んだ時に受け入れられるかは、わからない。

命とエゴについて考えさせられた。

Noriko