劇場公開日 2015年11月28日

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「誰にも訪れる老いるということ。」ハッピーエンドの選び方 peanutsさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5誰にも訪れる老いるということ。

2015年12月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

病気も認知症も加齢とともにいつ自分がなるか到底わからないもの。また、そうなったときにどれだけ苦しくてもその事態から逃れることは出来ないもの。そのとき、自分も周りの人達もどうすることがベストなことなのか、正解もなく、答えがあるものでもないと思う。
ここに出てくる老人たちは、一見思いやるのある友人、夫婦たちと思うけどよくよく考えると皆、生き方が自分中心になっている。他人に対する優しさって、それによって自己満足することと並列だと思うから。
この作品でも結局どうすることがベストなのかは示さないけど自分でこうなったときにどうしてほしいのかを考えておくべきだな、ということを痛感させられた。

peanuts