「軟質化?」トランスポーター イグニション U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
軟質化?
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カースタントは、なんちゅうか痛さを感じさせるものが多かった。
クラッシュする側が警察で、明らかに無事では済まない程の有様で…警察に同情してしまった。
お話し自体は、何重にも仕掛けが張り巡らされており面白かった。
彼女達だけで立案したとは到底思えなく、元スパイだったという主人公の父親が噛んでいたんだろうなと推測してしまう。
肝心の主人公だが…人情もろくなってた。
鉄の掟は鉄ではなく、状況に応じて無効であり、主人公自体が車の一部であったような冷徹さは和らいでた。
そこが壊れていく様に人間臭さが滲み出て、血生臭い依頼との対比が面白かったのにと、前作を懐かしく思う。
なんちゅうか、そのオリジナリティが薄くなり、そこらへんにあるヒーロー物との区別化が出来なくなったかなあ…。
後は、エンドロールの歌なのだが…。
本編とともに採用されてたのならば、凄い快挙ではあるのだが、日本国内だけと言うのなら、本編にとってあまり効果があるとは思えない。
なにより、日本人の俺が聞いても「トランスポーター」と「イグニッション」しか聞き取れない…。
それは、どうなのだろうか?
歌詞にはメッセージとかもう不必要なのか?
聞き取れなくてもいいのなら、歌を唄う必要さえないと思う。
つまりは…要らないんじゃないの?あんなもの自体が。
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