恋人はゴーストのレビュー・感想・評価
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【”事故物件からの白雪姫。”今作は仕事一筋だった女医が事故に遭い臨死状態になるも、元自分のアパートに越して来た男と好意を持ち合い協力する事で、意識を取り戻すファンタスティックラヴコメディである。】
ー 今作のエンドロールで、エリザベス(リース・ウィザースプーン)とデヴィッド(マーク・ラファロ)を祝福するように、”the Cure"の今作の原題でもある”Just Like Heaven”が、軽やかにポップに流れる。選曲がバッチリである。-
■サンフランシスコの病院に勤務する見習い医師のエリザベスは、スタッフドクターになるために、患者たちの為に頑張っていた。
だが、長時間勤務により帰宅途中、交通事故で意識不明になり、生命維持装置で命を繋いでいる。が、本人は自分の状態を把握していない。
で、自分のアパートに戻ると、知らない男デヴィッドがいるので、エリザベスは追い出そうとするが、自分が物を掴めない事を知り、自分の状態を知る。だが、何故かデヴィッドとは、掌を重ねると温かみを感じるのであった。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・序盤は全然怖くない”事故物件”映画である。エリザベスとデヴィッドの遣り取りが、とても可笑しい。けれども、その中で、デヴィッドが妻を亡くしたばかりで哀しみの心を持っている事と、彼が心優しき男である事が分かって来るのである。
・エリザベスは生命維持装置で命を繋いでいるが、病院の出世しか考えていない非情な医師から生命維持装置を外されそうになり、姉アビーに承諾書にサインしないように伝えようとするが、既にサインをした後で、エリザベスとデヴィッドは決死の思いで、病院から彼女が寝ている生命維持装置毎、強奪しようとする・・。
■リース・ウィザースプーン主演の映画は年代的に配信でしか観ていないが、制作に関わった「ゴーン・ガール」を含め、今のところ外れが無い。
金髪で、小っちゃくて、笑顔が素敵で、全身から発する陽のオーラが素敵なのである。
今作も、下手な作りをすると暗ーい映画になりそうだが、全編明るいトーンで進みつつ、デヴィッドが妻を亡くしたばかりの哀しみのを漂わせていたり、エリザベスも仕事漬けの人生を振り返ったりするうちに、徐々に二人が惹かれて行く様が良いのである。
・エリザベスがデヴィッドのみと、掌を通じて温かみを感じる理由は、彼が妻を亡くしながらも誠実な男だからだと思う。店の中で突然倒れた気胸の男を、エリザベスの的確な指示で蘇生させたりね。
・そして、エリザベスは生命維持装置が外れた時に、咄嗟にキスで息を吹き込むデヴィッド。すると、心臓の波形は一度”ピー!”と水平になるも、次の瞬間再び波を打ち始めるのである。
生き返ったエリザベスが、アパートの部屋に戻ると部屋の中にはデヴィッドはいない。彼は庭師であったので、エリザベスが”屋上に庭を作りたかったの。”という言葉を覚えていて、屋上で彼女の為に、イングリッシュガーデンを作ってあげていたのである。
そして、二人は見つめ合い、キスを交わすのである。
<今作は仕事一筋だった女医が事故に遭い臨死状態になるも、元自分のアパートに越して来た男と好意を持ち合い協力する事で、意識を取り戻すファンタスティックラヴコメディなのである。>
2005年のサンフランシスコ
カギは限られた人にしか渡さない
Just Like Heaven
キュアはポストパンクから出発した(1978~)ミニマルなロックバンドだったが80年代に独自なポップ展開をして人気をあつめた。(2022現在も)現役である。
ジョンカーニー監督のシングストリートでコナー君たちが演奏する楽曲は、いずれも彼が誰から影響を受けているのか、よくわかる楽曲だった。
In Between Daysが流れた後の埠頭のシーンが、もろキュアな曲だった。
バンドメンバーは顔をドーランでメイクしていて、コナー君はロバートスミスの髪型を模していた。
キュアは80年代すでにメロディやギターリフだけで「なんかキュアっぽい」が成り立つほどの象徴的なバンドになっていた。
おそらくキュアのもっともキャッチーな曲はFriday I'm In Loveか、この映画の原題Just Like Heavenだろう。
映画では、さいしょから(ケイティ・メルアのカバーバージョンの)Just Like Heavenが流れてきた。(エンドクレジットでオリジナルがかかる。)
邦題では「ゴースト」を使いたかったのだろう。と思った。
(多分かつてゴースト/ニューヨークの幻or3人のゴーストorゴーストバスターズ・・・などのヒット作があったから──およそ邦題の成り立ちなんて、そんなところだろう。)
ずっと後年になって韓国映画の「ワン・デイ/悲しみが消えるまで」(2017)を見たときこの映画を思い出した。
昏睡状態にある人が体を抜け出す。限られた人だけに見える。ゴーストというより幽体離脱という感じ。あんがい珍しいのかもしれない。
リースウェザースプーンは憎たらしいがコメディをやると愛嬌がでる。そうは言ってもIvana Milicevic演じる淫奔な隣人に惹かれたのは仕方がない。と思う。
じぶんは男なので明確には解らないがマークラファロは母性をくすぐるのではなかろうか。寂しげにしていると子犬のような気配さえある。
原作はフランスの小説で、それを翻案しキュアの名曲Just like Heavenと絡ませたのはスピルバーグのプロダクションDream Worksとミーンガールズ等の監督マークウォーターズだった。サクっと軽く後味がいいラブコメになっていると思う。
タイトルのJust like Heaven=「まるで天国のようだ」は造園技師のデイヴィッド(マークラファロ)がつくった庭園のことを言っていて、天国のようにきれいな庭園がふたりの運命を引き合わせた。──という話になっている。
が、顧みるとタイトルやテーマソングがJust like Heavenでなくてもよかった。気がする。
厖大な音楽ファンが愛し、多数のミュージシャンがトリビュートしてきたJust like Heavenがこの映画だけに特有されるのはなんとなく勿体ない。
すきま時間に丁度良い王道ラブファンタジー❤️
好きな映画です♪
GYAO!の無料視聴で見た!これは良いぞ!皆も急げ!
リーズウィザースプーンのラブコメに外れは無い!
あの独特の『ちょうど良い感じ』が何とも素敵なのだ( ´ ▽ ` )
感情移入しやすいよね!!!
本作は、時間つぶしがてらに?何気に見た!てのも有るけど?良かったよ?おもしろかった!
→ハリウッド系
→2時間以内(**ちょうど良い90分に感じた!)
→脚本がしっかりしてる!
十三年前て古さは感じない(携帯電話は流石にアレだ)。
隅々にまで伏線が張られてて、きちんと回収出来てる!
伯爵、ひさぶりの準品質保証作品!
急げ!今の内だ!GYAOに急げや!みな(=´∀`)人(´∀`=)
もう一回見たい度】☆⑤
ほっこりする度】☆⑤
人におすすめしたい度】☆⑤
無料視聴で星付けたけど?
劇場公開¥1200円水準でも?星③は付けたのではなかろうか?
掘り出し物ですな、こりゃ( ´ ▽ ` )シ
平凡なラブストーリー
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