マルガリータで乾杯を!のレビュー・感想・評価
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詰め込みすぎるのがインド的なのか?
話詰め込みすぎだろうよと思いました。
一つ一つをもう少し掘り下げてよ、いいテーマなんだからさと思いました。
母を殺さなくてよくない?と思います。
脳性まひで車椅子生活を送る主人公ライラの悲喜こもごもです。
頭いいんでしょうね、作詞したりするライラです。ポルノサイトをねたに自慰したり、車椅子友の男子とムラムラしてチューしたり、大学のイケメンに片思いして告白したらドン引きされて、ニューヨークの大学に編入したらサポートボランティアの男子がかっこよくてポーっとなり、でもライラに興味なさげだから距離を置いたら、目の見えない女子学生に出会い、友達になったともおったら彼女はレズビアンでライラを好きだという。恐る恐るセックスを試したらなかなかよかったのか付き合うことになり、恋人との蜜月を謳歌します。その後家族へのカミングアウトに悩んだり、サポートボランティアの彼と浮気しちゃったり
で、帰省先のインドで彼女と別れ、カミングアウトするもバイセクシャルを気持ち悪いと拒否した母は病死し(結構最初から難病フラグたってる)、母の死は辛いけど愛があるからみたいな感じでまとめに入り、ライラはおめかしして自分とデートするという話なんですね。
もう全部言ってしまいました。
鑑賞後にライラの性描写に拒否反応を示す意見を見ました。その拒否反応は障がい者への差別、偏見だと自覚しろよと、伝えようがないけど思いました。
ライラがわがまま女にしか見えないという意見にも、女性差別だと自覚しろよ、と思いました。
健常者の男がやったらよくある話ですけどね。同性愛部分はすこし珍しくなるかもだけど、衝動で友達とイチャつくけど美人が本命で友達は軽くあしらうとか、浮気してその浮気を尽くしてくれてる恋人に自分から暴露してみたいな話、男がやるならあるあるでしょ?
男がやることは女もやるんだよ。女も浮気するし、衝動でいい加減なふるまいをしでかすんですよ。障がい者でも同じだよ。そこをつまびらかにした点がこの映画の美点です。
でも、いかんせん要素が多すぎて、散漫になっちゃったのが残念なんですよ。
しかも、ラストに自分とデートってゆうのは、ライラの自己肯定が1番のテーマだったわけでしょ?そこの掘り下げがとても甘い。
バーでの会話でちょっとだけ卑屈な面を見せてたけど、他はそこそこ自己肯定できてる人の行動のように思えました。
浮気された彼女とも喧嘩の結末わからんまま(別れたんでしょうが)だし、母ちゃん死んでなあなあにされた感否めなかったです。
テーマ絞ってください。もったいないなぁと思いました。
奨学金とはいえ、ライラの家は裕福なのでしょうかね?簡単にニューヨークに編入させられるってねぇ。お父さんの出で立ちからしてシーク教徒ですよね?ちょっと学んできてますね。インド興味しんしんです。
家族みんなでダンシングが可愛らしかったです。
この映画、インドではどう受け止められたのか気になります。インドは日本よりさらに女性蔑視社会(日本の常識からみるとですが)と見聞きしてますが、どう観られたのかなぁ。
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