「好みが分かれる特異な世界観。瀕死の街で生きる家族の物語。」ロスト・リバー 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
好みが分かれる特異な世界観。瀕死の街で生きる家族の物語。
【賛否両論チェック】
賛:死にかけた町で、家族と生きるためにもがき続ける主人公達の姿が切ない。
否:思いのほか単調で静かに進むので、好みに合わないと眠くなること必至。グロシーンも少しあり。
“ダム建設”という特異な事情から、死にかけてしまった町を舞台に、生きるために戦い続ける主人公・ボーンズや、家族を守るために必死で働こうとする母・ビリーの姿が、とても切なく描かれます。そして、そんな彼らに迫り来る残酷な現実もまた、胸を締めつけるものがあります。
ただ、かなり独特な雰囲気の静かな世界観なので、好みは極端に分かれそうです。
舌を切ったり動物を切り刻んだりなど、グロテスクなシーンも結構あるので、その辺は気をつけてご覧下さい。
コメントする