「ポスターデザインだけで充分」ホーンズ 容疑者と告白の角 おーつさんの映画レビュー(感想・評価)
ポスターデザインだけで充分
最初の1時間ちょいは苦痛だった、それ以降も大分苦痛だったけどラストに期待して耐えた
ラストはもう馬鹿馬鹿しくて笑えた
主人公イグは頭に生えた"真実を見る"角を使って人々の本音を聞き出し主人公の恋人であるメリンの死の謎を解き明かそうとする訳だがもうめちゃくちゃ
真実なのか欲望なのかはっきりしないし
境界線が曖昧で一言に真実と言えないような台詞ばっかり
最初は余計な情報だらけ、
角の力もただ相手の口から汚い本音を吐き出すだけかと思いきや真実の情景も追うことができる 必要な説明を投げやりにしすぎ
角は善人にしか見えないって言ってるけどそうじゃないよね
違う方向から見たらイグを疑う彼らはイグを犯人だと思っててその犯人を忌み嫌うのはごく自然なことなんじゃないか
悪人イコール 自分の無実を信じようとしない皆か?
悪人というイメージをイグをを取り囲む皆にこじつけているようにしか見えなくて
見ていて疑問しか感じなかった。
それに何故メリンとイグが心から愛し合っていたのを知っておきながら誰も彼を信じようとはしないのか?
この映画には愛はなく
主人公は誰からも見離されてる
身内にさえ、
好きか嫌いかそれしかない
イグを取り囲む友人らは昔からの付き合いだったにも関わらず、そんな友情も微塵と感じさせないラストの展開
人間と人間を繋ぐ関係ってそんなものだっけ?
しかもあんだけ疑ってたジジイが急に手のひら返してきてもう見るのやめたくなった
ラストのメリンの本音を聞いても全然感動できなかったのはそこまでに至る主人公の経緯を見てる私達が知っているからだろう、彼女が選んだ選択は結果としてあらぬ方向に転び誰もしあわせにならなかった。
主人公は自分も周りもズタズタに傷つけ行き着いた答えがそれだ、
何にも心に響かない。
詰め込みすぎてあらゆる要素の後付け感が甚だしくそれに説明が追いついていないように感じた。
そして ヘビ!!
な に よ こ れ ここでもハリーの影響かオイ
こいいうクズしかいない映画って他のいい奴キャラが目立ってくるもんだけどそんな救いもなかった
ただ一つ良かったのが煙をあげるバーの中からでてくるダニエルラドクリフのかっこよさだけ、
ポスターデザインだけで充分
彼に角生えさせた見た目だけで充分の映画でした。