「断ち切れない」Looking for Johnny ジョニー・サンダースの軌跡 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
断ち切れない
イギー・ポップからのジョニサンとシド・ヴィシャスまで受け継がれるドラッグ関連の流れがイカれたPunkの三大巨頭でもあり、38歳を短命として取るか、ジョニー・サンダースにしては生き永らえた印象が残る。
付かず離れずなジェリー・ノーランとの関係性や意外に思える自分の子供に対する家庭的な一面、イメージ通りな破滅的エピソードの数々はジョニー・サンダースの人間性から来る問題か、ジャンキーとしての生き様が痛々しい、TheDeadBoysのスティーブ・ベイダーやディー・ディー・ラモーンとの頓挫してしまった計画が残念でならない。
NewYorkDollsからシルヴェイン・シルヴェインのインタビューがありながらもデヴィッド・ヨハンセンは参加せず、イギー・ポップや贅沢を言えばモリッシーの出演があったら、微妙にミュージシャン勢のゲストが地味に思えたり!?
オーバードーズでの死とありながらも真相は謎に包まれているジョニサン、その部分はドキュメンタリー映画として掘り下げる価値は多分にあり呆気なく片づけ過ぎている気もする。
短いようで長かった気もするジョニー・サンダースの生涯を描くには上映時間が短過ぎた。
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