ユートピアのレビュー・感想・評価
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童謡 浦島太郎
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その国は今も夢の中にあるという・・・という、テロップから始まる、『ハーメルンと笛吹き男』の話が時空を超えて日本に出現するするという話である。
低評価のレビューが多いが、自分としたらかなり頑張っている作品だと認めたい。
日本のSF映画としてのジャンルをしっかり認識しているし、単純に正義と悪という二元論ではない複雑さをテーマとして掲げるチャレンジングに敬意を表したい程だ。故に緻密さが欠け、破綻的要素も孕んでいるが、若さ特有の瑞々しさも又垣間見れる。中盤のかったるさや展開の雑さ、肝心の台詞の聴き取れなさは評価ダウンの謗りを免れないが、しかしアングルや配置等は客として寄り添って然るべきと思う。場面展開のブリッジ等、課題も存在しているが、何とか踏ん張って漕ぎ着けた事を評価したい。『各々の生きる場所は自分で決める』というメッセージは尊い。
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