劇場公開日 2018年4月28日

「拘り」ユートピア Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5拘り

2018年4月28日
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怖い

寝られる

悲しい

童話ハーメルンの笛吹き男の世界の続編という位置づけで、1284年にハーメルンから連れ去られた子供達の中の一人が現代の日本に現れ、同時に子供たちが笛の音に誘われ行方不明になる話。

火も音楽もお金も神様も名前すらないユートピアという場所という設定だけど、ユートピアがどんなところかはもとより、はぐれたのか逃げたのか、何年暮らしていたのか、ユートピアをどれだけみてきたのか、想像が及ぶ程の描写が余りなくちぐはぐな感じの中でストーリーが展開していく。

現代の日本で起きていることだけでみたら判り易いけれど、多数出て来るユートピアから来た人の言動が違和感だったり矛盾だったりを感じて何がしたいのか判り難い。

もっと単純で良いと思うんだけど、作り込み過ぎて詰め込み過ぎて無理が生じて伝わり難くなっちゃった感じ。

元々のハーメルンの笛吹き男から考えたら、日本で子供たちを連れ出す理由付けがないのもなんだかね。

Bacchus