ミッシング・デイのレビュー・感想・評価
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震災孤児の人身売買事件
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2010年のハイチ大地震( M 7.0、死者20万人)に乗じて震災孤児の誘拐事件が頻発、国際養子縁組に名を借りて、売春などの性的搾取や強制労働、それに臓器売買を目的とした人身売買が行われていたというのは驚くべき事実です。
紛争や災害孤児を引き取って育てる篤志家といえばアンジェリーナ・ジョリーが真っ先に思い浮かぶ、ハイチ地震でも100万弗の寄付を行っている。本作では詐欺グループの女ボスがアンジーと呼ばれており、あきらかなひっかけでしょう。
敵も数人だから成り立つのだろうが、不案内なプエルトリコで警察も当てにならない中、元軍人でもなく戦闘経験のない平凡な若夫婦が無法者と闘うのだからハラハラドキドキ、もはやサスペンスというよりスリラー映画ですね。
善意の篤志家を餌食にすること自体、非道だが災害に付け入って孤児まで悪の道に引き入れる行為は許しがたい。映画では成敗されるものの実態は闇の中、ほんの一例に過ぎないと思うと暗澹たる思いに胸が痛む・・。
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みんなツメがあまい
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主人公夫婦も、犯人も、警察も、全ての登場人物のツメがあまく突っ込みどころが多い。
ストーリーに大した捻りはなく、崖に車が引っ掛かるシーンとか、結束バンド外して空調壊して脱出とか不要だったりテンポが悪い演出が気になったけど、全体としてはなかなか楽しめた。
それと…取って付けた様な最後の字幕と原題の方がしっくりくるのにわざわざ邦題をつけたのも突っ込みどころかな…
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