「『インファナル・アフェア』アンドリュー・ラウ×『ディパーテッド』スコセッシ!…なんだけど」リベンジ・オブ・ザ・グリーン・ドラゴン 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
『インファナル・アフェア』アンドリュー・ラウ×『ディパーテッド』スコセッシ!…なんだけど
『インファナル・アフェア』のアンドリュー・ラウが監督し(アンドリュー・ロウと共同監督)、そのハリウッド・リメイク『ディパーテッド』のマーティン・スコセッシがプロデュース。
『ゴジラ』で例えるなら、庵野秀明が監督してギャレス・エドワースかマイケル・ドハティがプロデュースするような、豪華コラボ。
でも、特筆すべき点はそれだけだったりして…。
1980年~90年代、中国からアメリカNYクイーンズへ渡った少年。
不法移民、貧困…。
人種差別や偏見激しい白人異国…。
生き抜く為には、ギャングの世界に足を踏み入れるしかなかった。
成長し、最大の中国系ギャング組織“青龍(グリーン・ドラゴン)”の一員に。
しかし、そこはさらに非情な世界だった…。
敵対するギャング組織との血で血を争う抗争。
日々、暴力と殺し合い。
常に死と隣り合わせ。
これが実話ベースという事に戦慄すら感じた。
激しいバイオレンスと哀しき男たち、女たち。
安息の日々は訪れるのか…?
題材は悪くないのだが、正直話的には今一つ。第2の『インファナル・アフェア』にはなれなかった。
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