バトル・オブ・ライジングのレビュー・感想・評価

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4.0重い映画ではあるが

2024年1月21日
PCから投稿

気分的にはハッピーエンドを見たかったのだが、
1810年の小説『ミヒャエル・コールハース』を元にした作品であり、
小説自体が16世紀に実在したザクセンの体制反逆者の事を書いているよう
なので、全体的に理不尽で暗鬱とした雰囲気であるのはしょうがない。

それにしても本作品は非常に丁寧に、時代背景に実に忠実に作られていて
制作側のこだわりと誠実さが窺える。
N○Kの時代劇などはすぐに 現代風にアレンジして、髷をオールバック風
に改変したり、庶民にまで履物を履かせたりしているが、この映画では
ハエは飛び回るし、馬小屋は汚いし、服は汚れ、裸足で歩き回っている。
これが当時の暮らしなんだろうと、感じさせる。

正義を貫き、自身をも法に従って裁かれたという結末なんだが、
反乱者の末路としてあり得べき幕引きとして、体制側そして協会への配慮が
あったのではと思えてならない。にしても男爵への因果応報として極刑と
ならないのは極めて消化不良。旧約聖書も目には目をとあったはずなんだけど…。

さて映画はセリフが極端に少なく、説明的な描写も少ない。
なによりシーンのつなぎ方が唐突なために、展開に追いつき辛い場面が
何度となくあった。
カットする際に切り過ぎたせいで 分かり難くはなっているが、骨太の
いい映画だと思う。

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ビン棒

3.5荘厳な雰囲気の歴史ドラマ

2023年12月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

荘厳な雰囲気の歴史ドラマとゆう感じ。
冒頭の馬商人としての生活が映ってる部分が美しい。
英雄歴史ものにしては、静かな印象を感じ映画だった。

はじめは自分のプライドを曲げることができない故に
家族が犠牲になっていくのでこうゆう男の英雄譚かーキツいなと思っていたが、
物語の主軸が戦いではなく、自分のプライド故に抜いた刃をどうすればいいか次第に分からなくなる英雄の話なので、思ったより深みのある話になっていたのが面白かったが、映画全体的に首尾の良さがもう少しあればよかったな。
中世の世界で生きるマッツ・ミケルセンがめちゃくちゃ美しいので、彼の存在が映画自体を支えている感じ。
キャストも豪華だけど、もう少しエンタメ寄りか作家性の強いルックどちらかに振っていたらもっと良い映画になるのにと思う。

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madu

3.5景色は綺麗がこんな世界に住みたくない

2022年2月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

実在の人物と言うこともあってか物語が淡々と進んでいく。
16世紀では人の命が今以上に軽く扱われているし、むごいというのがわかるが見る方はつらいものがある。
理不尽だから反乱を起こす。
そこに神父(キリスト教の教え)が立ちはだかる。
結果、キリスト教が勝つも最期は理不尽に負ける。

女王陛下は何者?
腹立たしさだけが残る。
「ブスのおばはんと言ってやりたい。」
これで私のいのちも終わりかも。

娘のリスベットがかわいかったのが印象に残る。
大きくなって女王陛下に復讐する続編が見たいと強く思う。
後味の悪い映画だ。くそーっ

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♪エルトン シン

3.0切ない寡黙なマッツ

2019年7月22日
iPhoneアプリから投稿

またこれも切ない寡黙なマッツだ。髪が風に吹かれているジャケットがカッコいい。そろそろ幸せお気楽マッツ作品が観てみたいものです。淡々としたストーリーなので盛り上がりには欠けますが厳粛な感じが良いです。あと、ラストのシーンなんですがあの部分だけドイツ語?の発音が日本語字幕の「ない」と被っててちょっと笑ってしまった。

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サラ