「念願の劇場体験と4DX上映」ラブライブ!The School Idol Movie Ken@さんの映画レビュー(感想・評価)
念願の劇場体験と4DX上映
μ'sの映画は既にテレビで鑑賞しましたが、まだ劇場では観たことがなかったです。4DXで再上映されると知ったときは、せっかくの機会なので急遽映画館に足を運ぶことにしました。
手書きアニメかつ音楽系の映画を4DXで観るのは初めてですが、過去に体験したものとは全く違う感覚で楽しめました。座席は予想以上に動いており、「そこまで動くか⁉︎」と終始びっくりしました。登場人物が走っているときは左右に小刻みで揺れ、挿入歌ではリズムに合わせた振動と相まって、μ'sと一緒に踊っているような一体感がありました。他にも、心地よい風が劇場内に吹き、目の前に降る雪で紙吹雪を再現したアイデアには感心しました。
肝心の内容は、テレビアニメのその後が描かれているので、予備知識を持っている方が理解しやすくなります。それでも、ラブライブが好きな人なら今作だけでも楽しめると思います。
日本アニメが描くニューヨークはいつ見ても新鮮で、観光する描写も沢山あって嬉しかったです。グランド・セントラル駅や自由の女神像など、ニューヨーク生まれの自分にとってワクワクが止まりませんでした(当時は赤ちゃんだったので、ほとんど覚えていませんが…)。
穂乃果たちは、今後μ'sを続けるかどうかで悩み、その答えを探すことが一つのテーマのように感じました。タイムズスクエアでのライブや周りとの繋がりを通して、歌い続ける目的とは何かを映画内で綺麗に完結させていました。そのため、物語としてはよく出来ている印象を受けました。
他シリーズを見た後に改めて鑑賞すると、μ'sは今のラブライブを作ってくれた大事な存在だったことを実感しました。当時、彼らが刻んだスクールアイドルの伝説は引き継がれており、現在も色褪せていないのは流石だなと思いました。
2015年に公開されてから9年、ついに映画館で観る夢が叶ってよかったです!