「鳥のさえずりとか」パパが遺した物語 skさんの映画レビュー(感想・評価)
鳥のさえずりとか
時々鳥のさえずりが聞こえるシーンが何度かあります。歌詞を連想させられ素敵だと思いました。
さて以下はまとめが下手で長くなります。失礼します。言いたいことは、「詰まらないと感じた人もいたけど、私はこう楽しみましたよ!」
良かったと思う人と、なぜビッチになったかわからないという人がいると思います。
これは観る人の人生経験や、男女によって受け取り方が違うのかもしれないですね。
例えば少し違いますが、ビッチで実は満足な家庭環境ではなかった、という友達がいる人はケイティの心情を理解できたのかもしれません。
もしくは実際に、どこか共感できる理由で好きでもない人と寝てしまったことがある人かもしれません。
女性は足りないものを埋めるため恋愛やセックスに走る、とよく耳にしますね。あんなに父親から大きな愛情を貰っても、それ故ずっとその愛情を探していたのだと思いました。
そこに父親と娘の愛の本に魅了された青年キャメロンと出会う。きっとキャメロンはその本を読むとき、ケイティを愛する父親の視点で心を動かされたのだと思うと素敵ですね。
それでもケイティは直ぐには本当の愛に気づけない。気づいていても、今まで関係を持ってきた男性は体目的、故に男性不信になっているのでしょう。
心理学をやっているのになぜという意見。人間ですから自分をコントロールするのは難しい、そういうこともあるでしょう。だからルーシーと共に、愛の無いセックスとは違う、親からの愛の形をなぞらえてるのだと思います。
それでも間違いを犯し、自虐行為に拍車をかけ、そしてClose to you、ここが山場だったと思いますね。一番大泣きしました!
ここまで自分が思ったことを並べてきましたが、わかりきった当たり前のことや、違うこともあるかもですね。
「どうして」という直接の説明が少ない分、自分の中でそれぞれの感情を想像させられるのもいいと思います。
だって「パパに会いたい」からのやっと「あなたしか居ないの」になった事には、私には上手く文章で説明できません。でも納得するのです。
最後に
登場人物に何人か異性との不純な前科持ちや発覚があって、色々心配になりました。
キャメロンの部屋に居た女性は本当に友達だと信じてます(笑)
だってもし恋人だとしたら犠牲者…