「表現が雑」パパが遺した物語 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
表現が雑
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娘の親権裁判や精神疾患など何もないところから描きたいとは思えず、そういったテーマは父娘への困難として後付してドラマが構成されている。心のこもっていない場面がだらだらと続いて見ていてしんどかった。親戚夫婦や、ケースワーカーの上司も心無い存在であった。表現としてダメだ。
父親が小説家で年間ベストセラー1位でピューリッツア賞を受賞するほどの作品を手掛けているのに、その内容にはさっぱり触れていない。観客にどうぞお察しくださいと丸投げな表現で、手抜きですらある。
全体的に心がこもってない割に泣かせようとしていて腹立たしかった。しかし娘が、お父さんに会いたいと言って泣く場面ではつられて涙が出てしまった。
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