「I'm afraid to height. 基本的に音楽映画」ブルックリンの恋人たち アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
I'm afraid to height. 基本的に音楽映画
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今月は一人で勝手に「アン・ハサウェイ強化月間」。第七回は「ブルックリンの恋人たち」です。あー、でも本作は「Song One」って呼びたい!本作って音楽が溢れてて言うなればPVみたいなので歌が重要なポイントなんですよ。個人的にPV観るのも好きなので普通に観れましたが、このいかにも恋愛物な題名だとミスリードを誘ってる感じです。
本作は弟が事故ってしまう所からストーリーが始まるのですが、いつ目覚めるかわからない家族が入院している病院に通い続けるのってけっこうしんどいんですよね。病院ってやる事ないですし、相手は目覚めないしで。こういう経験ある人ならいきなりシンパシー感じるのではないでしょうか?弟の生きてたブルックリンの街の音を集める姉の姿にちょっとグッときました。ああいう時って何かしてあげたいけど、何やったらいいかわかんないんですよね。
全編で音楽が流れていまして、ジェームズ・フォレスターの音楽はキャッチーじゃなくても聴いてて心地よい感じです。フォレスター以外にも様々なジャンルの音楽が作品を彩ります。ブルックリンには行った事がありませんが、けっこう街中に音楽が溢れてる感じでしたね。日本では街中から音楽が消えてしまったので、アチラでは日本より音楽が生活に近くって羨ましい限りです。
本作でアンは歌声も披露していましたね。二人で街を見ながら即興で歌うシーンはとても素敵でした。ミュージシャンとの短い恋の物語で弟をダシに使ってるって見方もあるのかも知れませんが、心がしんどい時に不意に表れたロマンスもたまにはいいのではないでしょうか?
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