「恐怖の中に垣間見える悲しみ。写真が暴いた悪霊の正体。」心霊写真部 劇場版 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
恐怖の中に垣間見える悲しみ。写真が暴いた悪霊の正体。
【賛否両論チェック】
賛:主人公が恐怖に立ち向かいながら、事件の真相を暴いていくい様子に、ハラハラドキドキさせられる。意外な悪霊の正体にも注目。
否:展開はかなりのご都合主義なので、本格派には向かないかも。グロシーンも多数あり。
最初にあらすじは説明してくれるので、DVD版の知識がなくても大丈夫そうです。主人公の佳夕が、謎めいた少女の助言を借りながら、写真にまつわる超常現象と、その裏側にある悲劇を突きとめていく様が、とてもハラハラすます。“ザ・ホラー映画”といった印象でしょうか(笑)。
そして、当初は主人公達と全く接点がなかったマスク殺人鬼が、中盤以降どう絡んでいくのか、そちらも要注目です。
ただ話の展開はかなりのご都合主義で、行き詰った時に急に何かを思い出したり、突然話の重要人物が登場したりと、結構強引に進んでいくので、本格派にはやや不向きかも知れません。
怖いもの見たさにご覧になるのがオススメです。
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