「長い」日本のいちばん長い日 ウルスアベイユさんの映画レビュー(感想・評価)
長い
昨日、戦争末期のとてもいいドラマ(明日待子)をBSで観たことに触発されたのか、今さらながらレンタルしました。
前作(岡本監督)が余りにも良かったので期待と不安がありましたが、結果はイマイチでした。原作がこの展開ならば仕方ないのですが、この映画だと、「いちばん長い日」を迎えるまでのドキュメントを見ているみたいでした。
前作が描いていた「あの一日」に集約されたドラマは、熱気と、苦悩と、朝を迎えた時の無力感とか疲労感とか、そうした人間臭に満ちていたと思いました。
戦地で非業の死を迎える無数の兵士(前日に見たドラマ)がいる反面、東京の本部で何だかんだと揉めている軍の上層部(この映画)、なんだろうな、やり切れません。
犠牲になった兵士の皆さん、空襲で亡くなった民間の方々、今の日本の平和は本当にこうした方々によって築かれたと思わずにはいられません。
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