「日本のわりと長い日」日本のいちばん長い日 肉ネ~ムさんの映画レビュー(感想・評価)
日本のわりと長い日
関ヶ原とか日航機とか、否応なしに盛り上がりそうなテーマであるにもかかわらずなんか盛り上がらないんですよね、この監督さんの作品。かといって観れないほどではない。つかみどころがない。
岡本版との違いは多々あるが、いちばんは臨場感の有無。これがないので緊迫感もない。1945年の日本の追い込まれ感が描ききれていないので、鈴木内閣組閣時からやる必要性があまり感じられず、むしろ冗長になってしまい残念。
そのぶん聖断から後が濃いかというとそうでもなく、予備知識無しで観たら日本のいちばん長い日だったとまでは感じないだろう。
この作品やよく知られたエピソードのとおり昭和天皇や鈴木貫太郎が聖人のような人だったかは正直わからない。ただ、これだけは言える。スターリンみたいな人でなくて本当によかった。
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