「「ただの記録映画」が心揺さぶる」日本のいちばん長い日 CBさんの映画レビュー(感想・評価)
「ただの記録映画」が心揺さぶる
興味ない•••4•好き/並••••5すごい
無•••4•心暖/無•••4•固ゆで
無•••4•社会派
また観る/勧める
俺の満足度 95点
作品賞ノミネート可能性 95%
淡々と、静謐な緊張感のまま、エンディングまで流れ続ける。楽しくも嬉しくもない、いわば「ただの記録映画」がこんなに心揺さぶるのはなぜなんだろう。
全編通して流れるBGMはわずか1曲、それも数十秒だけ。なのに、そのWe are meeting again が何時迄も耳に残る。
大満足。
これも一度は観るべき映画。
役所公司・堤真一・山崎努・本木雅弘はもちろん、松坂桃李うまい。思わず若き参謀の暴走にも思い入れしそうだが、さすがに野火の後で観ているので、これは、「俺も戦いたい」という単なるヒロイック願望だ、と冷たく突き放す。
ただし、前線に出なかったことが必ずしも幸せではない。特攻の生き残りといい、敗戦に幸せはないという当たり前のことに気づく。
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琥珀糖さんのコメント
2023年8月29日
コメントありがとうございます。
お褒めの言葉、素直に嬉しいです。
観て直ぐにNHKの合作ドラマ「TOKYO TRIAL」を30分ほど観て挫折しました。
やはりとても辛いのです。
日本人の戦争責任を英国・アメリカ・カナダ・オーストラリアの裁判官に裁かれる状況にいたたまれない気持ちでした。
なかなか向き合うことも難しかったです。
すいません、重たいことを書いて。
この映画は本当に観て良かったです。