劇場公開日 2015年10月10日

「図書館の外」図書館戦争 THE LAST MISSION にゃろめさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0図書館の外

2022年3月3日
PCから投稿

原作未読。テレビ未視聴。

前作映画、戦闘と岡田純一にフォーカスを当てすぎたため、
作品のテーマやメッセージが伝わらなくて残念。
と、書いた。
今作は、それがさらに強調され
ほぼ全編、戦闘がらみのシーンと岡田准一の戦闘力を
魅せる映画になってしまった。
さらに、(おそらく)完結編のため、恋愛要素も深く描き。
見事ハッピーエンド。
それはそれでエンターテイメントとして正しい。

原作者や監督のテーマがエンタメなら問題なし。
でもそれなら、「表現の自由」を「戦争」を題材にして書いてはいけない。
それこそ検閲対象である。
自由なんだから別にいいでしょって開き直っても、それもまた良し。

今日も、遠くのどこかの国で戦闘が行われ、命が無くなっている。
図書館では表現の自由を求めて戦っている人がいる。
今日も、遠く離れた日本では暖かい部屋で映画を見ていられる。
図書館の外では誰もタスクフォースなんか気にも留めない。

今日も岡田准一はカッコよく、榮倉奈々はかわいい。

明日、日本では暖かい部屋で映画を見ることはできるのだろうか。

にゃろめ