「図書館の外」図書館戦争 THE LAST MISSION にゃろめさんの映画レビュー(感想・評価)
図書館の外
原作未読。テレビ未視聴。
前作映画、戦闘と岡田純一にフォーカスを当てすぎたため、
作品のテーマやメッセージが伝わらなくて残念。
と、書いた。
今作は、それがさらに強調され
ほぼ全編、戦闘がらみのシーンと岡田准一の戦闘力を
魅せる映画になってしまった。
さらに、(おそらく)完結編のため、恋愛要素も深く描き。
見事ハッピーエンド。
それはそれでエンターテイメントとして正しい。
原作者や監督のテーマがエンタメなら問題なし。
でもそれなら、「表現の自由」を「戦争」を題材にして書いてはいけない。
それこそ検閲対象である。
自由なんだから別にいいでしょって開き直っても、それもまた良し。
今日も、遠くのどこかの国で戦闘が行われ、命が無くなっている。
図書館では表現の自由を求めて戦っている人がいる。
今日も、遠く離れた日本では暖かい部屋で映画を見ていられる。
図書館の外では誰もタスクフォースなんか気にも留めない。
今日も岡田准一はカッコよく、榮倉奈々はかわいい。
明日、日本では暖かい部屋で映画を見ることはできるのだろうか。
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