ラジオの恋のレビュー・感想・評価
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きっと広島の人なら分かるのだろう
別の映画の予告で見て面白そうなので観てみました。
広島で有名(?)なラジオパーソナリティ横山雄二が、ラジオを続ける事に悩み、ラジオとはいったい何なのだろうという漠然とした疑問に
ラジオの女神を名乗る不思議な女の子を通して気付かされていきます。
私も昔はラジオを聴いていた時期もありましたが、最近は立ち寄った店で流れているのを聞くぐらいで、あえて自分で聴くという機会はありません。
それでもラジオは存在意義があると思っていて、無くなる事への不安は少し感じています。
67分という短い作品ですが、良くまとめられていると思います。
広島の風景とラジオブースを中心に、主要キャスト少なめでゆっくりと進んでいきます。
作中ではラジオを放送するシーンがありますが、流石にトークが上手いです。
質問や悩みなどに対して説教臭くならないように人生観を語ってみたり、一見違う角度の話かと思わせておいて核心に繋げてくる言葉選びの上手さなどは、横山雄二を知らない人でも人気のパーソナリティなんだと納得させられます。
また、スタッフ含めて2人だけで放送しているのには驚きました。ラジオって結構シンプルなんですね。
アンガールズの2人が友情出演していますが、田中が意外と演技が出来るような気がします。
上手く演出してもらえれば、俳優業も視野に入るんじゃないかと思いました。
全体的にはかなりローカルな作りなので、映画作品としてみるとキツイ部分もあります。
正直、お金を払って観るというレベルでは無いです。
広島のテレビのスペシャル番組とかでやったら視聴率取れそうな感じです。
広島の魅力がいっぱい
たまたま映画が見たいなぁと探していて気になった作品。
広島の魅力溢れる映像と、ラジオの懐かしさ。
人の温かさがたくさん詰まった作品でした。
人は誰かに求められてる生き物なんだな、と感じて少しホロッと泣けます。
何より矢沢永吉が好きであれば挿入歌にときめきを感じずにはいられないはず。
終わりに流れるトラベリン・バスのライブ映像はたまりません!
ありそうで無かった物語!?
ぜひ観てほしい映画!
広島の単館で上映された映画が、口コミで広がって全国公開。
確かに著名な人は出演していませんが、全員芸達者!
ラジオに思い入れがある人には、心にグッと刺さる映画のはず。
広島の風景の切り取りも綺麗で、ここ最近お会いできてなかった”ウェルメイド”な作品。
最後にホロッとくる仕掛けが心憎い。
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