屍者の帝国のレビュー・感想・評価
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「切実」という言葉がぴったりの映画
「ただ君にもう一度会いたかった」
それだけでこんなにも心を揺さぶられるとは…!
ワトソンがフライデーの魂を蘇らせるというのは原作にはない設定ですが、この動機のおかげで感情がぐっと入り込んで見ることができました。
色々と賛否両論ありますが、私はとてもいい再構成だと思います。
心情も丁寧に描写されているのに加えて、声優さんの演技も素晴らしかった!
ワトソンの必死さや切実さには泣きそうになります。
フライデーの屍者の演技も鳥肌が立ちました。
他にも解析機関のデザインや動きには興奮しますし、背景画や色彩も美しかったです。
何よりもストーリーが本当に良かった。
誰かが誰かを求める姿ってこんなにも感動するものなのですね。
絵が綺麗。音楽もいい。CGもすごい。 話が難しいというか理解できな...
絵が綺麗。音楽もいい。CGもすごい。
話が難しいというか理解できないとこがあり、エンドロールのあとは「???」でいっぱい。
考えるな、感じろ、な映画
とってもとっても良かった!!!
素敵な作品でした!
まず、絵がとても綺麗で、特に背景が世界観をすごく表現していました。
ストーリーも個人的に原作の量的にはしっかりまとまっていたと思います。
あと、台詞が素敵で、とても泣けました!!
オススメです!是非みてみるべきだと思います
面白かったよ
原作未読で観たけど普通に面白かった。
下地となった物語に関する知識とか世界観とか頭に入っていて尚且つSFというジャンルをを毛嫌いしていないなら充分楽しめると思います。
映像化した時に原作からガラリと変わってしまうことに違和感や失望を抱いてしまう人がいるのはわかるが、時間的制約の中でまとめなきゃいけないことを考えたらこれはもはやとやかく言っても仕方のないこと。色眼鏡を外してみれば、映像は綺麗だしテンポも良いし、及第点以上は付けていいだろう。
確かにストーリーの難解さから一回観ただけで全てがわかるような作品ではないけど、そもそもこの手のアニメはDVDやBlu-rayを買って何回も見直してもらって、色々と深読みするという楽しみ方を念頭に置いているもの。とりあえず初回は最後まで観て「ああそういうことか」とざっくり理解できれば良い。
多少説明不足かなと思うところはあってので評価は満点にはならないけど、よくできた作品でした。
普通に面白い。
良かったです。
レビューを見ると、批評されている方も多かったので、少し不安もありましたが、心配する必要はありませんでした。
内容も悪くないです。序盤からテンポも早く、気が付いたら入り込んでいる感覚でした。
強いて批評するならば、確かにラストはまとまりが少ない気はしましたが…結果がぼやけている訳ではないので、不満はありません。
兎に角!圧倒的映像美!映像が綺麗すぎました。それだけで見に行った価値がありました。キャラも生きてました…。
まぁまぁかな
悪くはないけどよくもない
よかった点
予想できないストーリー
作画が素晴らしかった。
ディズニーやジブリのような面白さ。アニメ好きよりも一般向けかな
悪かった点
ジブリやディズニーのような世界観がしっかり築けていない。この時代にこんなの無理だろが多く。その逆も多い。ジブリのような架空の世界観が必要だった気がしますね。
ジブリやディズニーとは違く。まぁまぁ有名な声優がヒロイン演じています。はっきり言って声優があってない。感情がないとか言っているけど声優の演技見てるとそうとはとても思えなかった。
考えればわかるけど視聴者に判断任せるような演出が多かった気がしますね。悪い言い方すればご都合主義が、多い。
映像化するということに対する真摯な姿勢
原作については伊藤 計劃氏の分量が少ないので読まず嫌いをしていた『屍者の帝国』、『虐殺器官』の延期に伴い公開が早まった為、仕方なく原作未読の状態で視聴する運びとなりました。たまたま映画館でやっていたので。
そして、作品の持つ圧倒的な熱量に感動し、気づけば帰りに原作を購入し、その日の内に読了しました。更に次の日にもう一度映画館に足を運び視聴し、既読後の視聴も完了。
小説の映像化は大変です。情報が多く、各々のイメージ世界がある為、映像化する際に情報の劣化は避けられないです。この作品はその問題に真っ向から立ち向かってます。その姿勢は逃げではなく攻めです。
詳細はネタバレを控える為敢えて触れません。ただ、一つ言うのであればこの作品は原作未読で見る方が良いということ。
映像化の結果として、原作とは全くの別物に仕上がってます。本来であれば原作改変! ギルティ!となる程の大きな改変ですが。その理由も見れば理解できます。当初の原作通りに脚本を作ったら倍以上の尺が必要になったとインタビューにある通り、尺を収めつつ映像だけで原作未読者にも原作が伝えようとしたことを別のアプローチで提供する為の方策というわけです。原作はあんま映像映えするシーンが少ないので、敢えて映像映えするアクションシーンを増やしているのも評価ポイント。
映像・音楽・演出については、非常に高水準で纏まってます。すばらしい背景にダイナミックなカメラワーク、階差機関やガジェットのケレン味溢れる動作とデザイン、どれをとってもすばらしい。スチームパンク好きにはたまらないでしょう。キャストの演技も違和感ないです。収録にも力を入れていたことがインタビューから分かります。予算と時間と何より良い作品をつくろうという熱意の為せる技でしょう。
気になった点としては、グッドルッキングガイ達の顔が近かったり、裸が多かったりと、ぱっと見、ホモアニメに見えるところです。どうしてもそういう雰囲気が許容できない人にはオススメできません。
総評として、見るべき作品。見た後に原作を読むとなおさら良い。ちなみに、私は原作より映画の方が好みでした。原作はオマージュが多く前提知識が必要なので、いきなり原作から読むのは敷居が高いです。映画を見ていれば割とスンナリ読めるのではないでしょうか。
なお同projectの『ハーモニー』は残念でした。
エクセレント!
ここ最近の映画の中では、ストーリー、映像美、などどれをとっても最高。
まず、今の下衆な日本映画監督に実写には絶対して欲しくない。そんな話が出たら何か投げつけたくなる。
ネタバレしたくないので一つだけ、人の幸せは一つではない。人の数だけ幸せはあるし、悲しみもある。生きて作者がどう感じたか聞いてみたい、作品。
圧倒的映像美。だけど肉体が復活することは幸福なことか疑問?
作品レビュー
★★★☆☆
日本SF界のポープであったものの2009年に肺癌で夭逝した伊藤計劃の絶筆として河出文庫の『NOVA1』に収録されていた未完の原稿約30枚が、そもそもの原作のもと。それを遺族から承諾を得て友人の円城塔が原稿を引き継ぎ、2012年8月に『屍者の帝国』として刊行したのが本作の原作となりました。
舞台は19世紀末、ヴィクター・フランケンシュタインによって屍体の蘇生技術が確立され、屍者が世界の産業・文明を支える時代が到来していたイギリス。なんと屍者が産業革命で枯渇していた労働力を補填していたのです。
そして主人公のロンドン大学の医学生ワトソンは、異常なまでに死者の蘇りに執着して屍者技術の開発に没頭していたのでした。
その理由は、屍者技術を共同研究していた親友フライデーの死。その親友の肉体を使って、自らの手で記録専用屍者として違法に復活させたものの、感情や思考は失ったまま。ワトソンは、完璧な屍者技術を完成させて、フライデーを元の親友の生前の頃に戻すことの一念で、研究に没頭していたのでした。
ワトソンの違法行為を知ることになった、政府の諜報機関「ウォルシンガム機関」の指揮官「M」は、ワトソンと密会。その技術を見込まれて、機関の一員に迎えられ、アフガニスタンでの諜報活動を依頼されます。その目的は、屍兵部隊と共にロシア軍を脱走してアフガン北方に「屍者の王国」を築いた男カラマーゾフの動向調査でした。
ワトソンはフライデーを連れて、機関に所属するバーナビー大尉と、ロシアから派遣された諜報員クラソートキンと共にアフガン奥地の「屍者の王国」を目指します。
辿り着いた「屍者の王国」で彼らを待っていたカラマーゾフは、かつてフランケンシュタインの創造した最初の屍者ザ・ワンが生存し、人造生命創造の秘密の記された「ヴィクターの手記」を所持していると告げ、ザ・ワンの追跡を依頼します。そして
ザ・ワンは生者のように話ができると知ったワトソンは、フライデーにも適用できるのかと色めき立つのでした。
以降ストーリーは、ワンの消息と「ヴィクターの手記」がキーアイテムとなって、屍者を暴走させるテロ集団「スペクター」や「ウォルシンガム機関」の下部組織「ルナ協会」の部隊などが入り交じり、手記の争奪戦が繰り広げられます。
その中でワンと遭遇したワトソンたちは、ワンから屍者化の推進は人類の破滅に繋がると警告を受けます。ワンの提案を受け入れたワトソンたちは、ワンとともに屍者解析機関があるロンドン塔に乗り込み屍者化の阻止に乗り出します。
しかしザ・ワンによって「屍者の言葉」を理解した解析機関は実体化し、全生命の屍者化を始めるのです。果たしてワトソンは人類の危機を止められるか。そしてフライデーを約束したとおり、元の人間として復活できるかというお話しです。
屍者が蘇生して文明が栄える世界いう、実際の歴史と異なった背景描写。その違和感を和らげるのが19世紀の街並みの緻密な町並みの描写とともに、当時開発が始まったばかりの機械式計算機の精密な描写。それが当時の科学水準でも、屍者が蘇生しそうな雰囲気を醸し出しています。そしてなにより淡雪の舞い降る町並みの情景や、魂と思われる光の乱舞する光景が、どのアニメ作品よりも美しいのです。さすがは『進撃の巨人』シリーズなどを手掛けたWIT STUDIOならではの画質の高さが印象的でした。
しかし霊的科学を標榜しているように見えて、本作の実態はかなり唯物論的です。霊的な存在や輪廻転生には全く触れようとせず、人間の意識=霊的実在も物質的な実体として暴こうとします。本作ではフライデーが生前に、魂とは「重さ21グラムの霊素」出てきているのだとワトソンに語ったシーンが何度も回顧されます。それが原作者伊藤計劃のSF観かもしれません。
ワトソンは、エジソンも引き合いに出しましたが、エジソンは屍者が蘇生でなく、霊界ラジオの研究を通じて、屍者の世界とのコンタクトと魂の生まれ変わりのシステムについて科学しようとしたのです。
宗教の立場から本作をみれば、親友の肉体の復活に汲々とするワトソンの科学万能主義に疑問を感じてしまいます。本当に親友を復活させたいのなら、屍者技術よりも、信仰による蘇生の科学的解剖に向かうべきでした。
その例としてあげるなら、イエスさまが、死せるラザロよ生きよと一喝しただけで、ラザロは蘇生した事例があるのです。ラザロは死んで埋葬されたのにもかかわらず、元のように蘇生したのでした。その聖書の記録を信じるなら、親友の復活の可能性を信じて、主なる神に、全身全霊で祈りを捧げるべきではなかったかと思います。
さて、物語が終わった本編エンドロール後に、本作は意外な展開をみせます。ロンドンを舞台にしたワトソンという存在は別な物語の相棒として、有名です。では、その別な物語の主人公となる存在の正体とは誰か?という問いかけが、本作のある登場人物に暗示されていてビックリしました。
原作を大幅に省略しているため、いささかストーリーが飛び飛び気味です。原作を読みこなしてからの方が、伊藤ワールドに深く感情移入できることでしょう。
選ばれた人にしか理解できない
酷評が目立つので、自分に理解できる作品なのかと不安になりつつ観に行ったのですが、心配無用でした。
面白かったです。
説明が無く視聴者おいてけぼり とか、唐突 とか、伏線が回収出来てない 等のレビューがありましたが、そんな事は無いです。そこまで咬み砕いてあげないと分かれない人は、よっぽど柔らかいものしか食べたことが無いんだろうな…と云う感じでした。
一般ウケはしないでしょうが、ネームバリューだけで金儲けをしようとしている実写化映画なんかとは比べるべくもない。
ヲタクの為の作品です。原作に対する愛が感じられました!(ちなみに、原作未読です←)
虐殺器官が観たいので、応援の意味も込めて★5で!
難しい訳ではなく小説的なだけ、大人な作品。
難しいとの感想が、多かったので観るのを躊躇しましたが… 面白く観て良かった!
原作が小説なだけにアニメと言うよりは小説的な進行なので、難しい印象になってしまっているだけで、言いかえれば普通のアニメよりリアルにしっかりと描けていると思いました。
だだ世界観が架空現実なのでその世界観での有る無しが分かり難くはありました。
でも、その部分を置いといてもよくここまでオリジナリティある世界観をビジュアル化出来たと、感心しました。
そして、キャラデザイン、メカニカルデザインの作画力は素晴らしく120分退屈する事無く楽しめました。
この「伊藤 計劃」のシリーズは全て観たいとの思いました。
21グラムの魂が見つからない……。
原作小説を読んでから、と思っていたのですが、どうしても円城塔氏の文章は合わない……。なので、「カラマーゾフ登場手前」まで読んだ状態で鑑賞。結果、混乱しまくりでした。カラマーゾフ本人との遭遇までは熱中していたし、屍者達のおぞましさ、それを利用する恐ろしさが十二分に伝わっていた。
しかし、あのエンディングはいくら何でも有り得ない。スタッフロール後のアレが余計に混乱を招いている。原作がどういう結末に至るのかを知らないものの、しかし彼の登場は無い、というのは分かっています。それ故、あまりに説明がなさすぎる。
これまで、非常に難解だと言われてきた作品には、きちんとヒントや鍵が存在していました。だからこそ、「分かりそうで分からない、でももう少しで理解できそう」という思考する喜びがそこにありました。
こちらはただただ展開の連続であり、そこに潜むはずの手がかりが不明瞭で、後半は「なんか知らんがどんどん話が進んでいく」状態でした。
二時間程度に話をまとめるのはとてつもなく難しいものです。フライデーに関するオリジナル設定は、個人的にアリだと思っています。しかし後半部分の急展開っぷりは賞賛しかねる。自分には、人間と屍者との間で彷徨う、「失われた21グラムの魂」の在り処は見出せなかった。
ただ、これで終わりじゃない。ハーモニー、そしていつやるかは分からんが虐殺器官もあります。個人的には、予告見た感じハーモニーに一番期待しているので、それらを見終え、Blu-rayを買い、もう一度見直した時、「あ、やっぱ面白いわ」と思える日が来る、とそう信じています。
難点はあったものの、それでもやはり、製作者の皆様に伝えたい言葉が沢山ある。やっぱり、あの一言を製作者の方に送りたい。
わからん!
予備知識無し(原作も知らない)で観賞。
結論 意味不明!(言ってもしょうがないが。)
原作ファン向けの映画なのでしょうが、
話がだらだら長い、日本とアメリカのくだりは、いらないでしょう。
Mは、何がしたかったんだ。
ザ・ワンは、人類の魂使って花嫁復活?
ヴィクターの手記っていうのは、生者に屍者を復活させる技術をいれるんでしょ?意味なくないですか?
ハダリーの人間くさい機械人形の方が、よほど凄いんですけど!
最後にワトソンが自分に人体実験するけど
結果どうなった?
エンドロールで、シャーロックホームズって役名があって「いつ出てきた?」と考えていたらエンドロール後に出てきて!!
「何、シャーロックホームズに繋がるの!」
「フライデー復活してんの?なんで?」
とにかく原作未読者には、突っ込みどころ満載です。映像は、綺麗ですけどね。
アニメ好きでも退屈で気分が落ち込むわ
話題作らしいので、
アニメ好きな私としては
原作知らなくても見ることに。
客は3人くらい。
「え?あんまり話題作じゃないの?」
て思いました。
そして上映開始。
とにかく話が最後まで分からない。
だから感動のしようがない。
2時間の映画で何度時計を見て
「まだ◯◯分あるのかぁ。」
と思ったことか。
グロいシーンを延々と見せられては
いくらアニメに対して寛容な私でも
いい加減うんざり。
最後のオチも意味不明。
「何なんだよ―!」ヽ(`Д´)ノプンプン
原作読んだ人には映像補完できたから
そこそこ楽しめたかもしれないけど、
一般受けは絶対に不可だなぁ。
今、再び書を開く。(なんつって)
いくつか原作とは相違点があります。
映像化においては仕方がないとは思いますが、
原作にある個人的に好きなシーンがカットされていたことはちょっと悲しかったです。
原作第一部Ⅱ節にある女性クリーチャとの遭遇の場面。
お城の地下施設で十字架に張り付けられた鉤爪の女性の屍者と邂逅し、ワトソンが驚愕した瞬間です。
映画化の際はぜひ再現してほしかったのですが、時間の関係上描き切ることはできなかったようですね。
そもそも原作では優秀な一医大生のワトソン君が
「親友を蘇らせた狂気の技術者」
という設定に変わってるのだから仕方がないとは思いましたが……。
しかもフライデーは親友じゃなくて任務遂行のため支給された備品なんですけどね(笑)
そこは映像化においての味付けなんでしょう。
オリジナルとはまた違った魅力を感じます。
原作が難解なため、アニメで簡略化や味付けをすることによって見やすさ(親しみやすさ)を出しているのはありがたいです。
「カラマーゾフの兄弟」も途中で挟んで読んでいたので、
脳内で映像化するのが非常に難しかった作品でした。
(故・伊藤計劃氏が書いた第一部のラストまでは一気読みするほどのめり込みましたが)
映画鑑賞後の今再度本のページをパラパラとめくると、
「ああ、このシーンはこういう意味だったんだ」
と頭の中で整理できるようになりました。
もう一度原作を通読したくなります。
今度は頭の中でシーンを再現しながら読め、映画との相違点を味わえる気がします。
原作を理解した上でファンの方にとっては「違う」というイメージが強いかもしれませんが、
「原作難しいなー」と思う方には補完としてちょうどいいと思います。
声優さんも豪華ですしね。
(山下大輝さんがニコライだったのは嬉しい発見でした)
あ、でもバーナビーはイメージ崩れてなかったですよ。
原作と大差ありません(笑)
余談ですが、同日観た「心が叫びたがってるんだ」で
ワトソン君役の声優さんがガタイのいい野球少年(それも準主役)を演じていることに全然気づきませんでした。
声優さんってすごいなって思います。
世界感が好き
映画を見てから本を読もうと我慢していて、楽しみにしながら行き、予想遥か上を行く素晴らしさ。
映像も凄くよく音楽もいい。
内容は見ながら頭の中で咀嚼しつつ理解しつつ謎また映像とキャラクターの表情、声などから推測したり考えたり。
実際に起こった時代背景のリンクもあるのでこれもまた『なる程』となりました。
時間上「~ここに来るまで色々ありました~」と道中のダイジェストみたいのがあるのはしょうがないと思いました、でもそれでもあの衝撃シーンになった時にその件のキャラクターを好きになっていたのでそのダイジェスト的なシーンも大事だったのが分かります。
幾つか分かりきれない所もあるのでそれは小説で補いたいと思います。
私はこの世界にのめり込んで楽しめました、頭を使うだけでなくハラハラするアクションシーンもなかなかスピード感もあります。
魅力的なキャラクター達も良かったです。
是非エンドロールが終わった後も見逃さないで下さい。
どうか三部全て公開されますように。
綺麗だけど、伊藤計劃ではない
あー、これは違うって…。原作は恥ずかしながら途中で断念してしまったのだが、それでもちょっとばかし不満を感じてしまう。伊藤計劃が序盤しか書いてはいないものの、これがProject Itoの質だとすれば、あとの2作も期待できないものとなってしまう。そもそも、伊藤計劃の世界観は重たい。そして今作は“死”を扱っているにも関わらず、軽すぎる。それは画面の雰囲気から脚本・演出まで全てのことで言える。良く言えば、軽く見ることができるアニメ映画なのだが、彼の世界観を期待して観ると、全くもって満足はできない。一つの映画として観ても軽すぎる印象。描写一つひとつが早すぎるので、ついていけないことも。各キャラクターのデザインや人格(設定)が良いものなのに、感情移入することができない。最後なんか崩壊してる印象だ。
_φ(・_・魂のありかは、、、、
下手な邦画、洋画を観るより俄然引き込まれました。アニメはいい!
21グラムの魂は死んだらどこへ?ゾンビとなった人間に魂を埋め込むには?MにしろONEにしろ主人公にしろ欲がある限り
魂のありかはわからないって事なのかな?フライデーは最後に魂を取り戻せたのか?疑問が多く残り、解説書があったら読みたいぐらいですが、、、、。思ったのがなんらかの記憶を死者には植え付ける必要があり、そこに魂とかその人物のコアなものが組み重なって人格ができるのではと、、、、。記憶がない限りゾンビが人間になる事はなく、ましてや魂の所在など全くわからず人間が甦る事などあり得ないんでしょうかね、、、、?日本人はこの魂の所在について独特な考えがあるんだなと思います。鋼の錬金術師 、攻殻機動隊、しかり。
魂の存在を考えました。
屍者がたくさん歩いてる世界は、ちょっと気持ち悪かった。主人公の旅が進むにつれて、魂の存在、個人の定義を考えさせられました。私はある本で、知識や経験の積み重ねが『意識』を生み、やがて『個人』として定着するとの理論を知りました。フライデーはそれまでの経験と今回の旅から学び、新たな意識、新たな個人がフライデーの中に生まれました。新しいフライデーをワトソンに会わせてあげたかった。そんな気持ちになりました。
まずは第一弾
物語は申し分ないのですが、歴史上の人物が数多く登場するので、逆に物語の中身を薄くしているような・・。フランケンシュタイン博士だけで、よかったような気がします。
作画的には申し分ないので、次のハーモニーも期待出そうです。
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