「プロフェッショナル…」ディオールと私 KEIさんの映画レビュー(感想・評価)
プロフェッショナル…
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クリスチャン・ディオールのデザイナーに抜擢されたラフ・シモンズの初めてのショーに至るまでのドキュメンタリー。これだけ多くの人が関わって、オートクチュールは作られていくんだと感心した。アトリエのベテラン職人スタッフ達へ妥協を許さない指示を出すラフ。短時間且つ難題に応えていくスタッフ達。間に入り、気遣いを見せるピーター。それは良い物を作ろうという信念、情熱があるから。衣服だけでなく、ショーの場所選び、広報の仕方、予算が掛かることのCEOへの説得、モデルへの指示など全てがリアリティあり、次第に緊張感が増す。ショーが始まる前にラフが泣き出すことで、彼へのプレッシャーが相当なものだったことが分かる。そして、ショーの成功を収め、ランウェイを歩く姿は自身と安堵に満ち溢れ、ピーターやチームと抱き合う姿に感動した。
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