「メゾンとはアトリエ」ディオールと私 きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
メゾンとはアトリエ
アトリエ(工房)のお針子さんたちの実力の物凄さに圧倒されました。
アトリエに光を当てた稀有な映画です。
オートクチュールって、デザイナーが作った型紙と、その指示に従ってお針子さんが“下請け”で手縫いで仕上げているのかと思っていました。
ぜんぜん違うの。
・希望するデザイン画を、
・担当したいお針子さんが自分で選ぶ。
「やりたい仕事には情熱が入る」と主任の言葉。
で、型紙作りもそこそこに自分でチョイスした生地をボディにかけて、そしていきなりの裁ち鋏ですよ!
新任のムッシュー・ラフは、ほんの少し手を加えてウエストの膨らみを調整する程度でほとんどの作業がアトリエの個々人に任されているのでした。
創立者ディオールの精神を受け継ぎ、
新任のデザイナーの意向を読み取り、
そしてお針子自身の好みを明白に投影しながら作品が仕上がります。
びっくりしました。
よく撮りました。
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追記:
ディオールのジャケット、ヤフオクで落としました♪
(笑)
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