「嘘に笑い、嘘に泣く。ブラックジョーク満載群像劇!!」エイプリルフールズ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
嘘に笑い、嘘に泣く。ブラックジョーク満載群像劇!!
【賛否両論チェック】
賛:様々な事情による様々な“嘘”によって、登場人物達の運命が彩られていく様子に、油断していると思わず感動させられる。それぞれのストーリーが意外なところでつながるのも見事。
否:人によっては笑えないブラックジョークも多数登場。子供と観るのは不向き。
大小様々なストーリーが同時に展開され、かつ意外なところで絶妙に絡み合う様子が、絶妙であり秀逸です。1本も2本も取られる感じです(笑)。そして、油断していると予想外に感動します。本来罪であるはずの嘘が、誰かを救い、時としてその人の運命をも変えていく。そしてそれが何重にも連鎖していく姿に、思わず心を動かされます。
ただ、案外ブラックなジョークというか、笑えない人には全く笑えないようなネタも結構あるので、その辺りはかなり好みが分かれそうなところです。とりあえず、家族でご覧になるのは不向きかと。人生の機微を知っている大人が観ると、笑って泣ける感動のストーリーに仕上がっています(笑)。
登場するキャストもこれでもかというほど豪華なので、その辺も是非ご注目下さい。
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