「こんな汚い映画 生まれて初めて観たorz」神々のたそがれ HIROKICHIさんの映画レビュー(感想・評価)
こんな汚い映画 生まれて初めて観たorz
始まって3分と経たないうちに、3時間は見切るのは無理かも知れない… と思いました。そして案の定 視野に入っていた客席より5名が離脱していきましたw
地球とは価値観が真逆の惑星での話…
知性=愚か、 綺麗=汚い、正義=悪 、と価値観が逆転しているので、台詞や行動を反対の意味に翻訳すると分かりやすい。
なので日常は終始ドロドロでゲロゲロ、皆さん汚物の中で生活している様な人達(モノクロで良かった)。
根本的には、国籍、人種、宗教、と価値観が180°違う異端者の中で、どう関わり生きて行くのかと言う普遍的問題を問う作品なのだと思います。
それでも最後まで全く眠くならずに観れ、星4つなのは、徹底したワールドに対するビジュアル。
これは本当に素晴らしく、あえて不快に不快に感じられる様に計算し尽くされた画面を作り、世の中はクソだ!と皮肉るかの様に、観る側を精神的に不快に追い詰める。そんなコンセプチュアルな所はまさに現代アートの表現そのものでした。
生涯こんな不快な映画は観る事は無いと思うと貴重な体験 (-。-;)。おかげで、持って入ったコーヒーは吐きそうで一口も飲めませんでしたorz
3時間耐え抜いた自分を褒めてあげたい(T^T)
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